アイキャッチ ラーメンとチャーシュー丼

スープまで全部ごくり!夜限定メニューが旨い「昼と夜の顔がある」ラーメン屋さん(帯広市)

北海道ラーメンといえば“札幌みそ”、“旭川しょうゆ”、“函館しお”が有名ですが、実は帯広にもおいしいラーメンがあります。今回は帯広のちょっと変わったラーメン屋「帯広のラーメン屋 麺好きうるふ/よるうるふ(以下、麺好き うるふ/よるうるふ)」にうかがいました。

ちょっと変わったラーメン店「麺好き うるふ/よるうるふ」

「麺好き うるふ/よるうるふ」は帯広駅から車で約20分。「西帯広郵便局」や焼き肉の有名店「有楽町」のすぐ近くです。最寄りのバス停は「西帯広郵便局前」。駐車場も広く、車でも来店しやすいお店です。

「麺好き うるふ」は2015年に開店。店名の「うるふ」は店主さんの昔のあだ名が由来で、「短くて覚えやすい名前に」と付けられました。

店主さんはラーメン屋を始めるまで居酒屋で働いたりバーテンダーの仕事をしたりしていましたが、ラーメン屋での修業は全くしていないそう。「ラーメンが好きで全国のラーメン店を食べ歩きし、自分でも家で作っていました。“独立して店をやるならラーメン屋を”と思い、独学で勉強しました」と話します。

6年間、昼だけのラーメン店として営業していましたが、2021年11月に夜の店「よるうるふ」を開店。昼と夜で屋号を変えたのは、新しく夜のイメージを付け、昼夜で違う店という印象を与えるためなんだとか。

メニューも昼と夜では全く違うものに。夜メニューは、以前昼の限定メニューで出していたものから、人気のあったものをチョイスしています。

スープにはラーメンでは珍しく牛骨を使用(『くんせい塩』、『くんせい醤油』、『ぱいたん味噌』、『ワタリガニの潮』、『辛味噌ホルモン』は鶏白湯)。豚骨よりも癖が少なく、独特の甘みが特徴です。

『味噌ラーメン』の味噌も昼は赤味噌と白味噌、夜は赤味噌と変えています。

お客さんは地元の方が中心。そして女性やカップルが多く、女性一人で来られる方も多いんだとか。カウンター席を厨房と逆向きにしたり、パーティションを使って他人の目線を感じず食べられるようにしたりと工夫しているそう。

ラーメンの味もあっさりとこってり、男性にも女性にも楽しんでもらえるように幅を持たせています。

充実した夜メニュー

筆者は夜メニューの『くんせい塩』をいただきました。あっさりした牛骨スープに細いちぢれ麵。牛骨のほのかな甘みと燻製塩が絶妙にマッチ。ちぢれ麺ともよく合います。

厚めに切られた食べ応えのあるメンマと、フライドオニオンものっています。自家製のチャーシューは、チャーシューとしては珍しく、食材を低温の油でじっくりと煮るフランス料理の“コンフィ”という技法を使用。コンフィすることで肉の旨みを逃がさず、やわらかい食感を楽しめるそう。ラーメンに合うように、チャーシューもあっさり味に仕上げています。

すっきりしたスープがおいしく、全部飲み干してしまいました。

ラーメンと一緒にいただいた『ミニチャーシュー丼』。ラーメンのチャーシューとは違い、自家製の甘辛いたれで味付けされた角切りチャーシューがのっています。豚丼などでなじみのある味わいです。

SNSを活用して情報発信

店主さんはSNSでの情報発信にも力を入れています。Twitterの『麺好き うるふ/よるうるふ』アカウント、Instagramの『帯広のラーメン屋 麺好き うるふ』、『よるうるふ』、合計3つのアカウントを運用。もともとはお店の休業日や限定メニューなどの情報を発信するために始めました。

「SNSを通じてお客様の生の声を聞けたり、他店の情報を仕入れたりできるのがありがたいです」と店主さん。SNSを見て、遠くは札幌や北見からもお客さんが来るのだそう。気になる方はチェックしてみてください。

 

みなさんもぜひ「麺好き うるふ/よるうるふ」に行ってみてください。昼と夜の表情の違いにきっと驚くことでしょう。

<店舗情報>
■帯広のラーメン屋 麺好きうるふ/よるうるふ
■住所:北海道帯広市西23条南1丁目133-4
■電話番号:0155-37-0565
⇒営業時間など詳細はこちら

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