田村ファーム

牧場を営む父の意志を継いで、娘がオープン!旭川空港目前のアイス屋さん(北海道東神楽町)

2023.02.05

旭川の隣町、東神楽町は旭川空港がある町。北海道観光の拠点として利便性の良い場所です。

大雪山系の自然の恵みを受けられる東神楽町は近年、製造業の拠点としても注目されています。東神楽町ならではの製法や環境を活かした加工品など、高品質なものもたくさん。高品質な商品は『東神楽の種と実セレクト』というブランド商品として東神楽町が認定しています。

その認定商品のひとつである“田村牧場のミルク”を使ったジェラートやソフトクリームを作るアイス工房が、旭川空港のすぐ向かい側にありました。「田村牧場」の次女である田村みどりさんは、自社の牛乳を使ったアイス工房を営むオーナー。「アイス工房 田村ファーム Clover」について、お話を聞きました。

旭川空港近くの手作りアイスクリーム専門店「アイス工房 田村ファーム Clover」

旭川空港の道路をはさんで向かい側にあるのが、「田村牧場」。そして丘を登っていくと「アイス工房 田村ファーム Clover」が見えてきます。夏はお店の裏手に広がる広大な牧場と、大雪山系の眺めが素晴らしく、思わず見とれるシチュエーションです。

「田村牧場」は大正12(1923)年創業の歴史ある牧場で、現在は400頭以上の乳牛を飼育しています。

「アイス工房 田村ファーム Clover」のオーナーの田村みどりさんは、大阪の有名な調理専門学校を卒業後、イタリア料理店で勤務していました。「牧場を経営している父が、牛乳のおいしさを知ってもらうために牧場でカフェのようなものをやりたいと希望していたんです。身内で調理に携っていたのは私しかいなかったので、やってみることにしました」と田村さん。

お店は平成13(2001)年にオープン。今では、地元・東神楽町や旭川、東川町など近隣の地域の人々はもちろん、道外の人や旭川空港を利用する人にも愛されています。

採れたて牛乳と、近隣の素材で作るフレッシュジェラート

採れたての新鮮な牛乳がすぐ隣の牧場から届くのは、ジェラート作りにとって最高の環境でしょう。さまざまなフレーバーを作るうえで必要な果物や野菜、豆は、近隣地域で採れたものを使ったり、自家製のものを取り入れたりしています。

「お客様から、“地元食材を使っているのか?”という問い合わせも多くあります。北海道の素材を味わいたいお客様の期待に応えられるよう、スタッフみんなでハスカップを摘みに行ったり、庭で育てた栗を材料に取り入れたりしています」

北海道の味覚が詰まったジェラートを、筆者もいただいてみました。

冬のおすすめは「かぼちゃのジェラート」

『かぼちゃのジェラート』(写真右)をいただきました。冬の味覚であるかぼちゃは、北海道産。かぼちゃそのものの自然な味わいと濃厚ながらさらりとしたミルクの味わいがよくマッチしていて、おいしい!

『ソフトクリーム』(写真左)も、余計な味わいを感じないミルクそのものの素朴な味です。甘すぎないもののコクがあって、最後まで飽きることなくあっという間に食べられました。

「アイス工房 田村ファーム Clover」の魅力は、季節の旬の素材を使うため、季節ごとに並ぶフレーバーが変わること。いつ行っても新鮮なメニューが楽しみになりますよ。

いつか、犬を連れたお客様も楽しんでいただけるお店にしたい

今、お店には看板犬の“こはくくん”がいます。

「まだ見習い中なんですよ」と田村さんは言いますが、たいへん人懐こく、おなかを見せて甘えたりお客さんのそばへいったりと、大活躍。お客さんを和ませていました。「まだいつになるかはわかりませんが、抱っこできるくらいの小さな犬連れのお客様のご来店を許容していきたいと思っています」と田村さん。

田村さんは迷子になっていた犬を保護し、次のご家庭へ橋渡しすることも。小さなころから犬や猫など、動物のいる暮らしが自然なことだったのだとか。

 

お客さんも動物もリラックスできる場所……そんな田村さんの夢が詰まった「アイス工房 田村ファーム Clover」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

<店舗情報>
■アイス工房 田村ファーム Clover
■住所:北海道上川郡東神楽町東2線16号97
■電話番号:0166-83-7570
⇒営業時間など詳細はこちら

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