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ベル食品のプリンを食べてみた!「ジンたれ」で有名な企業がスイーツを作った理由とは【道産子が調査】

ジンギスカンのタレやラーメンスープの素などを製造する「ベル食品株式会社(以下、ベル食品)」の商品に、このほど“北海道スイーツ”が加わりました。

新商品開発には北海道に対する強い思いが込められています。「ベル食品」の小田弘さんにお話をうかがいました。

北海道とともに歴史を歩む「ベル食品」

「♪食べーる、ベル、ベル、ベル食品」のCMソングでお馴染みの「ベル食品」は、ジンギスカンをはじめとしたタレや、北海道の食材を使ったレトルトカレーを主力商品としています。

1947(昭和22)年に北海道大学農学部出身の7人の青年が、前身となる「北共化学株式会社」を創業。1954(昭和29)年に、ラーメンスープ『華味』、1956(昭和31)年に『成吉思汗のたれ』を発売するなど、北海道の食文化とともに歴史を歩んできました。

このほど、スイーツを製造する「アルプス食品工業株式会社(以下、アルプス食品工業)」(本社東京)を関連会社に迎え、事業を支える3本目の柱として、スイーツを発売する運びとなりました。商品開発には「北海道の産業を支えたい」という気持ちが込められているといいます。

北海道の牛乳のおいしさを全国に広めたい

北海道では約80万頭の乳牛が飼育され、年間400万トン以上の牛乳が生産されています。しかし、新型コロナウイルスの影響を受けて、牛乳の消費は著しく落ち込みました。北海道とともに75年の歴史を歩む「ベル食品」は、廃棄される牛乳に心を痛めます。

「地元で生産される牛乳を使っておいしいスイーツを作りたい」、「北海道産牛乳の消費拡大に繋げたい」との想いから誕生したのが『北海道プリン』です。

「ベル食品」では、かき氷のシロップは作っていたものの、本格的なスイーツは初めて。『北海道プリン』は、「アルプス食品工業」のノウハウを活かしながら、試行錯誤を重ねて完成しました。

未開封で常温保存が可能なのでお土産にも最適。いつでもどこでもお好きなときに、北海道スイーツを味わうことができます。

牛乳を活用して、北海道産果実を合わせた『北海道ふわふわりんごバター』と『北海道ふわふわハスカップバター』も発売されました。『北海道ふわふわりんごバター』は、りんごの配合量が50%以上と、半分以上が果実という贅沢さ。いずれも未開封で常温保存が可能です。

プルプルと心も揺れる「北海道プリン」

まずは『北海道プリン』をいただきます。北海道産の牛乳やクリームに北海道産の卵を合わせ、なめらかで濃厚ながら、さっぱりした味わいに仕上げられています。

パッケージを開けたとたんに、甘い香りが漂ってきました。付属のスプーンですくうとプルプルと揺れます。口に入れると舌の上でとろけ、上質なおいしさが広がりました。

カラメルもセットされているので、お好みで味の調節ができるのも嬉しいです。お土産用に4個セットも販売されていますよ。

トーストがスイーツに変わる!魔法のスプレッド

次に、ふわふわ食感に仕上げられたフルーツスプレッドをいただきます。北海道産のりんごとハスカップに北海道産のバターを合わせています。

柔らかくて塗りやすく、トーストに塗るだけでパンがスイーツになったかのよう。

『北海道ふわふわりんごバター』は、ほんのりと酸味があり、高級ホテルの朝食に提供されても不思議ではない上品な味わい。朝のひとときを贅沢に演出してくれます。

『北海道ふわふわハスカップバター』は甘みが強く、りんごよりもスイーツ感が強く感じられました。北海道でなじみ深いハスカップですが、本州ではそれほど身近ではありません。この商品ならば、全国にハスカップのおいしさを伝えてくれることでしょう。

『北海道ふわふわバター』は、商品ラインナップを増やしていく予定とのこと。今後の展開が楽しみです。

 

今回発売された『北海道プリン』『北海道ふわふわバター』は、いずれも北海道に根差した「ベル食品」らしい商品でした。札幌市内のスーパーで購入できるほか、新千歳空港でも販売予定。「ベル食品」渾身のスイーツで、北海道の恵みを味わってください。

<企業情報>
■企業名:ベル食品株式会社
■所在地:北海道札幌市西区二十四軒3条7丁目3番35号
■電話:0120-613-040(お客様相談室)
■ホームページ:https://www.bellfoods.co.jp/

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