アイキャッチ 手作りピザ

食事の支度は薪割りから。十勝のキャンプ場で行われる「食の大切さを学ぶ体験」に密着

みなさんは十勝の食材というとなにを思い浮かべるでしょうか? 肉、野菜、小麦、乳製品、さまざまありますが、今回は十勝の食材を存分に楽しめる“食の体験イベント”をご紹介します。

舞台は「札内川園地キャンプ場」

体験の舞台になるのは、日高山脈襟裳国定公園内にある「札内川園地キャンプ場」。十勝の雄大な大自然に囲まれた、緑豊かな場所です。キャンプ場内には清流日本一にも選ばれた札内川が流れており、その清流を集めて10メートルの落差で豪快に流れ落ちる「ピョウタンの滝」は、雄大な自然を求める観光客に人気のスポットです。

広大な敷地ではテントサイトやバンガロー、トレーラーハウスでのキャンプを楽しめるほか、ゆっくりと遊歩道を散策したり、アスレチックやテニス、サイクリングをしたりなど豊富なアクティビティを楽しめます。

十勝の食材をふんだんに使ったピザづくり体験

「札内川園地キャンプ場」の管理をしているのは、中札内村の「株式会社AOILO」。中札内村の元地域おこし協力隊である、梶山さんご夫妻が立ち上げた会社です。

「株式会社AOILO」では「札内川園地キャンプ場」で、十勝の食材をたっぷり使ったピザづくりの食育体験イベントを開催しています。

十勝産の小麦を使った自家製生地に、『中札内田舎どり』のローストチキン、「株式会社十勝野フロマージュ」のラクレットチーズ、地元産の枝豆、玉ねぎ、コーンをトッピング。

『中札内田舎どり』のローストチキンは、こちらの記事でご紹介しているので、ぜひご覧になってください!

子どもたちが自分で生地をこねて伸ばします。筆者も体験させていただきましたが、生地を破れないように薄く伸ばすのはなかなか大変です。

生地を伸ばせたら具材をのせていきます。

薪を割るのも子どもたち自身。

その薪を使い、窯でピザを焼いていきます。

旬の野菜と地元食材をたっぷりのせて、本格的な窯で薪を使って焼いたピザ。自分たちで時間をかけ苦労して作ったピザは、普段食べているものとは一味違います。おいしそうに食べる子どもたちの笑顔が印象的でした。取材日はあいにく雨だったため室内でしたが、天気のいい日は屋外で食べるそうです。

この日参加されていたのは音更町にお住まいのご家族。キャンプ場にはよく来ているが、ピザづくりは初めてとのこと。「雨の日はできることが少ないので、こういった体験はありがたい」とおっしゃっていました。

体験者はキャンプ場の利用者が多いですが、遠方からわざわざ来られる方も。なかには毎年リピートされる方もいるそうです。

梶山さんご夫妻によると、イベントを始めたきっかけは地域おこし協力隊時代に中札内村の食の素晴らしさに感動し、その素晴らしさを多くの人に伝えたいと思ったこと。自分たちにできることはなにかを考えていって、食の体験イベントにたどり着いたそう。

生産者さんをイベントにお呼びすることもあるそうです。生産物に込めた想いを直接伺えるチャンスがあるかもしれませんよ。

多くの人を魅了する中札内村

ピザづくり体験を担当されている、職員の桜井さんにもお話を聞きました。

2022年4月に大阪から移住してきて働いています。移住先を探していたときに、偶然求人が出ているのを見つけてオンラインだけで就職を決めたんだとか。

アウトドアが好きでよく北海道を訪れていた桜井さん。「中札内村に来たことはなかったが、不安はありませんでした」と笑顔でいいます。住み始めてからどんどん中札内村を好きになっていったそう。「ピザづくり体験を通じて中札内村の食の素晴らしさを知ってもらい、村のPRにつながれば」と話してくれました。

 

ピザづくり体験イベントはキャンプ場が営業している5~10月の間、月1~2回、1日2回開催されます。2022年は10月22日(土)が最終。定員は1回10人程度の少人数制で、料金はピザ1枚3,000円・2枚目以降1,000円(薪代込み)。2日前までに申し込みが必要です。

みなさんもぜひ一度ピザづくりを体験し、十勝の食の素晴らしさに触れてみてください。

<施設情報>
■施設名:札内川園地キャンプ場
■住所:北海道河西郡中札内村南札内713
■電話番号:0155-69-4378(日高山脈山岳センター・キャンプ受付)
■受付営業時間:9~17時(繁忙期は~20時)
■ホームページ:https://satsunaigawacamp.com/

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