積丹

北海道を代表する絶景「積丹ブルー」に浸る!積丹観光の楽しみ方【札幌から日帰りも】

2022.08.29

札幌から車で約1時間30分。日帰りでも行けるドライブコースとして人気の積丹(しゃこたん)は、“積丹ブルー”とも呼ばれる青い海が有名です。

北海道の海は南国のような青い海を見られる地域が少ないですが、“積丹”は道内屈指の美しい青い海を臨めるスポットなのです。また北海道民も憧れる美しい青い海を中心に、魅力的な見どころが点在しています。

筆者が訪れた「神威岬(かむいみさき)」から見る積丹ブルーを中心に、積丹で巡りたいおすすめのスポットをご紹介しましょう。

女人禁制の門をくぐる「神威岬」。エピソードを知り青い海を見る

積丹といえば青い海、“積丹ブルー”が有名です。観光客のなかには「積丹ブルーってどこにあるのですか?」と聞く人もいるそうですが、“積丹ブルー”はスポットの名前ではなく、積丹半島から見える美しく輝く青い海を表した言葉です。

積丹の海が青く透明度が高いのは、海藻や藻が少ないから。南国のエメラルドグリーンの青さと違い、北海道らしいコバルトブルーのはっきりした青と少し薄い青の濃淡が特徴です。

その積丹ブルーの海を一望できるのが「神威岬」です。「神威岬」は日本海にせり出した細い岬。そこには「女人禁制」と書かれた門があります。

この門が設置された背景には“チャレンカ伝説”という言い伝えがありますが、女人の通行を禁じることで“和人の定住を防ぐ”こととなり、ニシン漁などの権益を守っていたといいます。現在はもちろん男女ともにくぐることができますが、当時の面影をそのまま残し、エピソードについても書かれていました。

「神威岬」から見る積丹ブルーは、言葉を失うほどの美しさ。遠くには積丹の特産品のウニ漁をする船が見えました。

この海の青さは北海道ならでは。周辺の断崖絶壁や大きな「神威岩」から、大自然のすばらしさ、厳しさが感じられました。

海が一望できる「天然温泉」は外せないスポット。ごろ寝スペースも

「神威岬」の駐車場から車で15分。「岬の湯しゃこたん」は、絶景と温泉が楽しめる積丹ドライブに欠かせないスポットです。

日本海を一望できる露天風呂は開放的で広い! 天然温泉かけ流しのお湯には、湯の花が浮いていました。リクライニングチェアやベンチも配置してあり、積丹ブルーを眺めながらいつまでも入っていられますよ。

レストランやテラスからも景色を見渡せて気持ちいい! 広いごろ寝スペースもあるので、温泉・食事・ひと休み……と疲れが一気に取れそうです。

温泉の隣には「積丹ジン」の蒸留所とショップも

手つかずの自然が多く残る積丹半島。ボタニカルをふんだんに使ったクラフトジンの蒸留所「積丹スピリット」が「岬の湯しゃこたん」の隣にありました。2020年春にオープンしたばかりです。ブルーのドアに惹かれますね。

この日は残念ながら見学ができず、販売もしていませんでしたが、ぜひ立ち寄って欲しいスポットです。

「積丹スピリット」を求めて、販売場所のひとつ「積丹観光協会」へ向かいました。「岬の湯しゃこたん」から車で約15分。

積丹半島の特産品やお酒、積丹のゆるキャラ『うにどん』商品の販売のほか、観光スポットのガイドやパンフレットなどもある観光情報拠点です。

夏限定販売「KIBOU BLUE」は積丹のボタニカルな味わい

「積丹スピリット」のクラフトジンがたくさん並んでいました。7~9月の3カ月間限定の『KIBOU BLUE』は、まさに積丹ブルー色。アカエゾマツの香りが深く、オレンジの風味。

『KIBOU BLUE』には「積丹の海がいつまでも美しく、変わらずにあってほしい」という願いが込められており、売上のうち100円がウニの餌場の再生に取り組む地元漁師の活動団体「美国・美しい海づくり協議会」「余別・海HUGくみたい」に寄付されるのだとか。北海道の”積丹ブルー”を守る取り組みにも一役買えそうです。

「積丹ブルーラムネ」はお土産にもぴったり

お酒が苦手な方には、『北海道しゃこたんブルーラムネ』がおすすめ。積丹半島の地図と積丹ブルーの海の写真がパッケージになっています。お土産に持ち帰れば、積丹を訪れた思い出に浸れそう!

爽やかなラムネの味と積丹ブルーを思わせる青い色が楽しいおすすめのお土産です。

「積丹水中展望船 ニューしゃこたん号」で積丹ブルーをもっと堪能

「積丹観光協会」から車で約2分のところには「観光船乗り場」があります。

観光船は、海のなかも観察できる『積丹水中展望船 ニューしゃこたん号』。船の上からは積丹ブルーの海や周辺の自然が、船底のガラス越しには積丹の海中を泳ぐ魚やウニが見られるのだとか。この日は波が高く残念ながら欠航となってしまいましたが、積丹ブルーを間近で体感できる貴重な体験ができそうです。

「観光船乗り場」周辺には、特産品であるウニをはじめとした海鮮丼を味わえるお店が点在していました。なかには行列のできているお店も! ウニは夏が旬。漁獲量日本一の新鮮なウニも味わってみては?

 

札幌から車で約1時間30分と、ドライブ圏内の積丹半島。宿泊をしなくても気軽に巡れるスポットやおすすめのお土産をご紹介しました。あと少し続く北海道の夏を楽しみに、ぜひ積丹半島を訪れてみませんか。

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