ホッキョクグマ

夏休みに家族で行きたい!「動物や自然について学べる」北海道の観光スポット9つ

みなさん、夏休みの予定はもう立てましたか? 北海道には夏を満喫できる魅力的な観光スポットがたくさんあります。行きたいところがたくさんあって場所選びにお悩みの方もいるかもしれません。

そこで今回は、世代や経験を問わず家族みんなで楽しめる、動物や自然を学べるスポットをご紹介します。

1:大迫力!ヒグマを間近で観察できる「旭山動物園」 / 旭川市

動物本来の生態や行動を見せる“行動展示”で人気の「旭山動物園」。今年4月に9年ぶりの大型施設『えぞひぐま館』がオープンしました。

外の放飼場には北海道在来の木が植えられ、四季を感じながらヒグマを観察できます。屋内のガラス張り放飼場では、ガラス越しですが間近でヒグマを見ることができるので迫力満点!

『えぞひぐま館』で暮らす『とんこ』は、母グマが駆除されて「旭山動物園」に保護されたんだそう。市街地でヒグマの出没が相次ぐ中、人間とヒグマの共生を考える機会にもなりますね。

『えぞひぐま館』のオープンと合わせて一般公開されたのが、ホッキョクグマの赤ちゃんです。2021年12月に生まれたメスの子グマで、母グマの『ピリカ』と一緒に遊ぶ姿を見られます。

「旭山動物園」でホッキョクグマの繁殖に成功したのは40年ぶりとのこと。最近は母グマから少しずつ離れるようになってきたそうで、母子一緒に遊ぶ姿を見られるのは今だけかもしれません。

<施設情報>
■施設名:旭山動物園
■所在地:北海道旭川市東旭川町倉沼
⇒ホームページなど詳細はこちら

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ヒグマを間近で観察できる!「旭山動物園」の新施設に行ってみた【北海道旭川市】

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2:体験型牧場のパイオニア!家畜動物園「ハイジ牧場」 / 長沼町

札幌市から車で約1時間、長沼町にある「ハイジ牧場」は、さまざまな家畜や小動物たちとふれあえる観光牧場です。近郊の小学校の遠足の場として利用されることも多く、子どもたちに命の大切さや尊さを伝えています。

「ハイジ牧場」で飼育されているのは、牛や馬、ニワトリなどの家畜だけ。餌をあげた羊がジンギスカンになると知り、泣き出してしまう子もいるそう。「ハイジ牧場」でさまざまな体験をすることで、食べ物を無駄にしてはいけない理由を学んでほしいですね。

『アニマルゾーン』には、牛舎、豚舎、ヤギ舎などがあり、さまざまな動物を見ることができます。『体験コーナー』では、乗馬や動物への餌やり体験、バターやアイスクリーム作りが楽しめますよ。

100ヘクタールの広大な敷地にはトラクターを改造した『アルプス号』が走ります(乗車は有料)。眼下に広がる石狩平野の景色は解放感抜群ですよ。

<施設情報>
■施設名:ハイジ牧場
■所在地:北海道夕張郡長沼町東9線南2番地
⇒ホームページなど詳細はこち

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まるで気分は牧場主!100年後の子どもたちに残したい「家畜の動物園」(北海道長沼町)

3:日本で唯一、ばん馬に会える!「ふれあい動物園」 / 帯広市

「ばんえい十勝(帯広競馬場)」の敷地内にある「ふれあい動物園」は、日本で唯一、“ばん馬”とふれあえる動物園です。

入場は無料(ばんえい十勝は入場料100円。現在感染症対策の混雑緩和のため当面の間無料)で、入退場自由なので家族の競馬の合間にも何度でもふれあいに来られます。園の広さはありませんが、その分時間をかけてゆっくり動物たちを観察できますよ。

ばんえい競馬で450kg~1トンのそりを曳く、体重約1トンのばん馬に会えるのがこの動物園の一番の魅力です。はじめてばん馬を見たら、その大きさに驚くこと間違いなし!

ニンジンの販売もしているので、馬たちにあげてみてくださいね。「ふれあい動物園」のあとには、実際に競馬場で迫力満点のばん馬たちを応援するのもおすすめです。

<施設情報>
■施設名:ばんえい十勝 ふれあい動物園
■所在地:北海道帯広市西13条南9丁目

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競馬場にこんな場所が!? 子どもと行きたい「ふれあい動物園」【ばんえい十勝】

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4:本物の千歳川の水中を観察!「サケのふるさと 千歳水族館」 / 千歳市

「サケのふるさと 千歳水族館」があるのは、新千歳空港から車で15分ほど、JR千歳駅から徒歩15分ほどの場所に位置する、道の駅「サーモンパーク千歳」の敷地内です。建物のすぐ裏手には千歳川が流れています。

館内に入ると、淡水魚の水槽としては日本最大級の『サーモンゾーン』がお出迎え! 深さ5m・水量約300トンの水槽など3つの大きな水槽が並び、サクラマスやギンザケ、幻の巨大魚といわれるイトウなど、たくさんの魚たちが悠々と泳ぐ姿を見ることができます。

そしてなんと、建物の地下にある日本初だという『水中観察ゾーン』では、縦1m×横2mの7つの窓から、本物の千歳川の水中を見ることができます。

ほかにも、生き物との触れ合いが楽しめる『体験ゾーン』や、水鳥・カイツブリの潜水が見られる『カイツブリ水槽』、世界各地に生息する淡水魚を展示した『世界の淡水魚ゾーン』など、珍しい展示・体験がたくさんあります。

<施設情報>
■施設名:サケのふるさと 千歳水族館
■所在地:北海道千歳市花園2丁目312
⇒ホームページなど詳細はこちら

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新千歳空港から15分!「日本最大級の淡水魚水槽」に癒される、道の駅併設の水族館(千歳市花園)

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5:ユニークな展示で人気!日本初と世界初がある「北の大地の水族館」 / 北見市

旭川市と北見市・網走市をつなぐ国道39号線沿いにある「道の駅 おんねゆ温泉」の敷地内には、ユニークな展示方法で人気の水族館があります。名前は「おんねゆ温泉 北の大地の水族館 山の水族館(以下、北の大地の水族館)」。名前の通り、北見市留辺蘂(るべしべ)町の山の中にあります。

「北の大地の水族館」は、2012年にリニューアルされ全国的に知られるようになりました。そのリニューアルを手掛けたのが、日本で唯一の水族館プロデューサーの中村元さん。急げば10分ほどで見て回れるような小さな水族館ですが、中村さんの想いがぎゅっと凝縮されています。

「北の大地の水族館」には、日本初と世界初の工夫をこらした水槽があります。

館内に入って最初に感動するのが、日本初の“滝つぼを見上げる水槽”。上から滝のように水を落とした水槽の中には、ヤマメやオショロコマ、アメマスなど北海道の渓流に棲む魚が展示されています。

そして世界初の“北の大地の四季水槽”。「北の大地の水族館」がある留辺蘂町は、北海道の中でも寒さが厳しい地域です。その寒さを利用して、冬は凍り付いた川の中を泳ぐ魚の姿を見られます。夏と冬、それぞれで違う姿を見られるのです。

館内には「館長が出てくるボタン」が設置されています。このボタンを押すと館長がだいたい3分以内に現れるそう。用事がなくてもOKと書いてあるので、呼び出して館長に魚のことをいろいろ聞いてみては?

<施設情報>
■施設名:おんねゆ温泉 北の大地の水族館 山の水族館
■所在地:北海道北見市留辺蘂町松山1-4
⇒ホームページなど詳細はこちら

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水槽が凍る!? 変わった展示が話題を呼ぶ「山のなかにある水族館」(北見市留辺蘂町)

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6:1年を通じて流氷世界を体感できる「オホーツク流氷館」 / 網走市

女満別空港から車で約20分、JR網走駅から車で約10分の場所にある「オホーツク流氷館」は、1年を通じて本物の流氷を体感できる観光施設です。網走湖や能取湖、オホーツク海から知床連山、阿寒の山並みまでの壮大な景色を360度楽しめる天都山の山頂付近にありますよ。

『流氷体感テラス』では、マイナス15℃の室内で本物の流氷に触れることができます。氷点下の寒さの中で濡れたタオルを振り回し、タオルを凍らせる『しばれ実験』も大人気です。

『オホーツクの生き物たち』のコーナーには、“流氷の天使”や“流氷の妖精”と呼ばれるクリオネが飼育展示されています。

「オホーツク流氷館」限定の『流氷ソフトクリーム』も味わってみてはいかがでしょうか。オホーツク海の塩を使った塩キャラメル味で、表面の青い塩は海藻由来の天然色素で着色したもの。流氷のイメージにピッタリですね。

<施設情報>
■施設名:オホーツク流氷館
■所在地:北海道網走市天都山244番地の3
⇒ホームページなど詳細はこちら

【もっと詳しく】
本物の流氷をいつでも見られる!マイナス15℃の世界を楽しむ「オホーツク流氷館」(網走市天都山)

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7:プロガイドから学べる!層雲峡の大自然を堪能できる「層雲峡ビジターセンター」 / 上川町

上川町・層雲峡温泉は北海道の中でも人気の高い温泉街です。大雪山系・黒岳の登山口としてロープウェイ乗り場があり、そのすぐ隣には登山者への情報提供や自然観察会などを行う「大雪山国立公園 層雲峡ビジターセンター」があります。

館内には写真やジオラマ、はく製などが展示され、周辺や黒岳のさまざまな土地の成り立ちを知ることができます。黒岳などの山の上を実際に飛んでいるかのような体験ができる映像設備も人気です。

「大雪山国立公園 層雲峡ビジターセンター」では自然観察や自然体験のイベントも開催しています。専門家の先生やガイドさんがさまざまな知識を教えてくれる、とても貴重な機会です。興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

<施設情報>
■施設名:層雲峡ビジターセンター
■所在地:北海道上川郡上川町字層雲峡
⇒ホームページなど詳細はこちら

【もっと詳しく】
プロガイドは大自然への架け橋。層雲峡ならではの自然を体験と知識で堪能!

8:実際の登山気分を味わえる!北海道で最も高い山を堪能できる「旭岳ビジターセンター」 / 東川町

東川町に位置する北海道の最高峰・旭岳。その登山口であるロープウェイ乗り場のすぐ隣には、旭岳やその周辺の自然観光スポット情報を提供する「旭岳ビジターセンター」があります。

館内に入ってすぐ目の前に広がるのは、大雪山系の1万5千分の1のジオラマ。ガイドをしてくれるARモニターがあり、タッチパネルで気軽に説明を聞くことができます。山の成り立ち、登山道の難易度、絶景ポイントなどがよくわかりますよ。

山や植物、自然に関する本や写真集もずらりと並び、自由に閲覧することができます。

旭岳に生息する動物や昆虫、植物も展示されていて、間近で観察できます。

大雪山を上下360°バーチャル体験できる“VRゴーグル”も人気です。空から見下ろす旭岳など登山や散策では見られない絶景や、実際に登山道を歩いたり後ろを振り返って風景を自由に楽しんだりする体験ができますよ。

「旭岳ビジターセンター」では、さまざまなエコツアーや観察会も開催しています。自然を身近で楽しく学べる絶好の機会です。興味のある方はぜひ参加してみてください。

<施設情報>
■施設名:旭岳ビジターセンター
■所在地:北海道上川郡東川町旭岳温泉
⇒ホームページなど詳細はこちら

【もっと詳しく】
遠くから眺めるだけじゃもったいない!初心者でも「北海道で最も高い山」を堪能できる情報拠点(東川町旭岳温泉)

 

どこも見どころ満載のおすすめスポットです。ぜひ足を運んで、いろんな体験をしてください。

※こちらの記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。メニューや営業時間はお店の公式SNS等でご確認ください。

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