外国樹種見本林

【のんびり一日ドライブ】歴史を学び感じる!旭川で巡りたいおすすめスポット6つ

北海道旭川市には、おいしい食べ物や美しい自然など、魅力的なスポットがたくさんあります。そんな土地だからこそ、地元で長く愛されてきたお店や歴史的なスポットも豊富。定番の観光スポットも良いですが、歴史と触れ合う旅というのもいいのではないでしょうか。

今回は、歴史を学び感じられる旭川のおすすめスポットをご紹介します。

1:アイヌの人たちが恐れた伝説!「神居古潭(かむいこたん)」 / 旭川市神居町

札幌市方面から国道12号線で旭川市街地に入る手前、石狩川が上川盆地から石狩平野に流れる境に位置する渓谷「神居古潭(かむいこたん)」。ここは古くからアイヌの聖地とされていた渓谷です。

アイヌの人たちにとって舟が唯一の交通手段だった昔、急激に川幅が狭くなるため流れが激しくなる「神居古潭」は、よく舟が転覆する難所だったそう。アイヌの人たちは、この転覆を渓谷に棲む魔人(ニッネカムイ)の仕業と恐れ、祈りを捧げて通ったという伝説が今日まで語り継がれる、そんな歴史的なスポットです。

神居大橋(吊り橋)を渡ると、明治43(1910)年建設当時の姿のまま残されている『旧神居古潭駅舎』やホームがあり、大正から昭和時代に北海道の輸送を支えたSL蒸気機関車『D51』も展示されています。

周辺には、旭川市の指定文化財『神居古潭おう穴群』や北海道指定文化財の『神居古潭竪穴住居跡』、『神居古潭ストーンサークル遺跡』もあります。当時の様子や歴史を間近に感じられる貴重なスポットで、アイヌの伝説に触れてみてはいかがでしょうか?

<スポット情報>
■スポット名:神居古潭
■所在地:北海道旭川市神居町神居古潭

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2:受け継ぎたい味!昭和36年創業の「村上菓子舗」 / 旭川市旭町

旭川市を代表する旭橋から北海道護國神社まで続く『旭橋みずほ通商店街』のなかにお店を構える「村上菓子舗」。昭和36(1961)年から3代に渡りその味が受け継がれる、歴史ある和菓子店です。お土産やドライブのお供を調達しましょう!

お店が愛され続ける理由のひとつは、おいしさに対するリーズナブルな価格! 朝早くからていねいに作られたお餅が数多く並びますが、どれも昭和時代にタイムスリップしたようなリーズナブルなお値段が目を引きます。なかでも人気の『一口ポテト大福』は1つ38円(税込)で、10個買っても380円というお安さ。

店主さんのやさしい想いが込められた、やさしい味わいの和菓子が並ぶ「村上菓子舗」。旭川を訪れる際には立ち寄ってみてくださいね。

<スポット情報>
■スポット名:村上菓子舗
■所在地:北海道旭川市旭町2条3丁目9-164
⇒営業時間など詳細はこちら

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3:なくすわけにはいかない!行列ができる老舗惣菜店「鈴木商店」 / 旭川市7条通

旭川市の中心部『平和通買物公園』の周辺に車を止めたら、長年の歴史を持つ惣菜店「七福弁当 鈴木商店(以下、鈴木商店)」へ。創業60年を超える老舗店ですが、今でも行列ができるほどの人気を誇るお店なんです。

「鈴木商店」の魅力は品揃えの豊富さ! 毎朝5時過ぎから仕込みを始め、1日に40~50品のお惣菜を作っているのだそう。数多くのお惣菜のなかから、自分にぴったりの組み合わせでお弁当を作ることができ、ボリュームに比べリーズナブルという点も人気の秘訣です。できたてのお惣菜を手際よく、バランスよく、明るく詰めてくれる店員さんの接客も含めてとっても大満足!

『平和通買物公園』のベンチで一休みしながらお弁当をいただくのもいいかもしれませんね。

<スポット情報>
■スポット名:七福弁当 鈴木商店
■所在地:北海道旭川市7条通7丁目 七福ビル1F
⇒営業時間など詳細はこちら

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4:情熱とこだわりの喫茶店「珈琲亭ちろる」 / 旭川市3条通

「鈴木商店」から徒歩10分ほどのところにある、老舗喫茶店「珈琲亭ちろる」。なんとここは旭川市で最も長い歴史を持つ喫茶店なんです。

平成23(2011)年にオーナーの高齢化で一度閉店しましたが、惜しむ声が多く同年9月に若きオーナーが受け継ぎ、お店を再開したのだそう。それほど街の人々に愛され続ける、地元に根付いた大切なお店なのです。引き継がれた「珈琲亭ちろる」は、雰囲気はそのままに、内装は美しくリフォーム! 地元の人はもちろん、若い層のお客さんにもたくさん足を運んでもらうため、メニューも少しずつ変更し、さらにパワーアップさせています。

とくにパンケーキは「今まで食べた食べ物のなかでいちばんおいしかった」と話すお客さんもいるほどの絶品。お腹に余裕があればぜひとも食べてほしい! コーヒーにもこだわりがつまっています。

“古きよき”を大切にしながらも進化し続ける「珈琲亭ちろる」で、癒やしのひとときを過ごしてみてくださいね。

<スポット情報>
■スポット名:珈琲亭ちろる
■所在地:北海道旭川市3条通8丁目左7
⇒営業時間など詳細はこちら

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5:創業120年以上!伝統を引き継ぐ「高砂酒造」 / 旭川市宮下通

続いては帰って楽しむお土産をゲットしに「高砂酒造」へ。大正時代には16軒もの酒造場があり“北の灘”と呼ばれるほど酒造りがさかんであった旭川市。そんな街の伝統を引き継ぎ、今でも残る酒蔵が「高砂酒造」です。

旭川で4番目、明治32(1899)年に創業した「小檜山酒造」を前身とする「高砂酒造」。酒造場と蔵元の住居を兼ねて建てられた「明治酒蔵」は、現在資料館と直売店になっています。

数々と並べられた銘酒のなかでも人気を集めているのが、ここでしか買えない限定酒。地元の人はもちろん、観光客も多く訪れています。

お酒の販売だけではなく、酒粕を使ったアイスクリームやソフトクリーム、オリジナルグッズなども販売しているので、日本酒が苦手な方でも楽しめます。せっかく足を運んだのだから……と、記念にグッズを購入してみるのもいいですよね。

<スポット情報>
■スポット名:高砂酒造株式会社、明治酒蔵(直売店)
■所在地:北海道旭川市宮下通17丁目右1号

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6:三浦綾子の小説の舞台!「外国樹種見本林」 / 旭川市神楽

JR旭川駅から車で5分ほどの場所に位置する「外国樹種見本林(がいこくじゅしゅみほんりん)」。これまで何度も映画やテレビドラマ化された故三浦綾子さんの代表作『氷点』の舞台となった場所です。

静かで自然が豊かなこの場所は、かつて外国の樹種が北海道で育つかを観察するために、試験的に樹木を植えた国有林。18ヘクタールの敷地のなかに52種、約6,000本の樹々が茂っており、エゾリスや野鳥の観察もできるこちらのスポットは、旭川市民や周辺の住民からも、日ごろの散策コースとして親しまれています。

「外国樹種見本林」の入口には「三浦綾子記念文学館」があり、三浦綾子さんの書斎を再現。直筆の原稿や資料、遺品など貴重な展示品も多く、全国からファンが足を運んでいます。記念館にあるカフェでは、大正13(1924)年創業の老舗和菓子店「一久大福堂」の餡を使ったお汁粉などが味わえますよ。

<スポット情報>
■スポット名:外国樹種見本林
■所在地:北海道旭川市神楽7条8丁目

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おいしい食べ物や大自然とともに歴史を感じられる貴重なスポット。ゆっくりと癒されながら、新たな発見を楽しんでみてくださいね。

※こちらの記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。メニューや営業時間はお店の公式SNS等でご確認ください。

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