間違って読んでないよね？ドライブをしていると目にする難読地名3問【北海道難読地名クイズ】

2022.06.02

北海道の広々とした道路で気持ちよくドライブできる季節がやってきました。北海道はさまざまな歴史と文化があり、地名にもその歴史や文化が現れています。一見すると読めない地名の場所も多いです。そこで今回は、読めそうで読みにくい、ドライブの名所やパーキングエリアに使われている漢字をクイズ形式でご紹介します。

Q1：夕日が沈む利尻富士が絶景！「稚咲内海岸」

出典: bj_sozai / PIXTA(ピクスタ)

日本海を横に走るドライブルート『オロロンライン』を北上していくとたどり着くのが、道北にある豊富町の『稚咲内海岸』。“稚内”と同じ漢字が使われていると気づけば、読み方がわかるかもしれません。“稚咲内”はどのように読むでしょうか？

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正解は「わかさかない」

「わっかない」と似ている「稚咲内」は「わかさかない」と読みます。アイヌ語で「ワッカ・サク・ナイ」＝「飲み水がない」という意味なのだそう。その昔、近くにある川は酸性が強く、鉄分を分解して赤いさびが多かったため、飲める水ではなかったようです。

『稚咲内海岸』では、対岸にある利尻島がよく見えます。日が沈むと夕日が利尻富士と重なり、とても美しいです。時間が経つと空の色が変わり、その移ろいも楽しめます。空が暗くなり始めたころはまだ淡い色。

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沈んで真っ赤に染まると荘厳な雰囲気があり、見入ってしまいそうです。4月と8月には、山の上に夕日が重なる“ダイヤモンド利尻富士”も見られるのだとか。

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近くにはラムサール条約が結ばれているサロベツ湿原を含む、『利尻礼文サロベツ国立公園』があります。季節の花が咲き、野鳥が行き交うなど、北海道らしい大自然を感じられるスポットです。ドライブのリフレッシュに訪れてみてはいかがでしょうか。

Q2：裏夜景が見られる！「城岱牧場・城岱スカイライン」

道南にある函館市では、百万ドルともいわれている美しい夜景が有名です。そんな函館市のお隣である七飯町に、“裏夜景”があるのをご存じですか？　よく知られている夜景は函館山から見るものですが、裏の夜景が見られるのは『城岱スカイライン』を通ってたどり着く『城岱牧場』。“城岱”をどのように読むのかわかりますか？

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正解は「しろたい」

“岱”は中国の『泰山』という山を表す漢字のようですが、日本ではあまり使われていない文字です。読み方を知らない人も多いのではないでしょうか。

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『城岱牧場』へは、函館新道の七飯本町ICから、大沼方面につながる『城岱スカイライン』を通って向かいます。『城岱スカイライン』はぐねぐね曲がったいわゆるワインディングロード。8kmほど進むと、放牧されている牛たちが見えてきます。自然豊かな場所なので、ほかの野生動物を見かけることも。

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標高550mの位置にある牧場は、夏でも涼しく過ごしやすいです。函館山や函館市街地を一望でき、そこから見える夜景を裏夜景といいます。例年11月中旬～4月下旬までの冬期間は通行止め。雪が降らない時期だけ楽しめるドライブコース＆名所です。

Q3：行きも帰りもおいしいものだらけ「長流枝PA」

道東自動車道を走る、音更町のパーキングエリア。上りでも下りでも、次に降りるインターチェンジではおいしいものと巡り会えます。さて、“長流枝”はどう読むと思いますか？

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正解は「おさるし」

「長流枝（おさるし）」は音更町にある地名で、『長流枝内川（おさるしないがわ）』という川もあります。昔はアイヌ語で「オサㇽウㇱナイ」と呼ばれていた川でもあり、アイヌ語由来の地名のようです。

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長流枝PA（上り）からほど近い、音更帯広ICで降りると帯広市にも近いです。帯広市は豚丼や焼肉などグルメが豊富で、ドライブ中の腹ごしらえにもぴったりなまち。酪農がさかんなので、牛乳を使ったチーズやソフトクリームといったスイーツも目白押しです。また道民に親しまれ、北海道土産としても人気が高い『マルセイバターサンド』などを手がける「六花亭」も帯広市に本店があります。