北海道の農作業

北海道民なら知っていて当然!? 最大の総合振興局「十勝の基本クイズ」3問

2022.03.15

北海道の東部に位置する十勝地方。近年ではNHK連続テレビ小説の舞台にもなっており、注目度が上昇中! 今回はそんな十勝地方の基本情報をクイズ形式でご紹介します。

【第1問】十勝地方の面積は?

山あり海ありの十勝地方ですが、その総面積はある県と同じくらいといわれています。次のうちどの県でしょうか?

1:千葉県

2:愛知県

3:岐阜県

正解は3。岐阜県です!

十勝は、10,831.62km2とほぼ岐阜県に匹敵する面積を有しており、これは北海道全面積の約13%相当! もちろん北海道の14総合振興局・振興局のなかで一番広い面積です。人口は約34万人(平成30年時点)。1市16町2村で構成されています。

【第2問】十勝地方の食糧自給率は?

広大な土地を有する十勝地方。先ほど総面積をご紹介しましたが、耕地面積も広く、全国の耕地面積の約5%を占めます。そんな農作がさかんな十勝の食糧自給率を当ててみてください!

1:100%

2:500%

3:1,100%

正解は3。1,100%です!

これは十勝地方の人口の11倍、およそ400万人の食を支えている計算になります。スケールが違いますね……! 農畜産物はもちろん、海産物やワイン、地ビールなど美味しい食材の宝庫で、さらに安価で気軽に購入できるのも十勝の魅力。筆者は日々十勝グルメを満喫しています。

【第3問】世界で唯一、帯広競馬場で開催されている「ばんえい競馬」。その歴史は今年で何年?

世界で唯一ばんえい競馬を見られるのが帯広市の『ばんえい十勝』。地元はもちろん、日本中からファンが訪れています。では、帯広市ではじめてばんえい競馬が開催されたのは何年前でしょうか?

1:23年

2:73年

3:103年

正解は2。73年です!

帯広でばんえい競馬がはじめて開催されたのは昭和24(1949)年まで遡ります。

その年の2年前、昭和21年に“産業用役馬の能力増進”“馬産の奨励”“食糧増産”などの目的から初の公式ばんえい競馬が旭川と岩見沢で開催されました。このときはまだ公営ではなく、売り上げも振るわなかったそうで、前途多難な幕開けでした。

その後さまざまな苦労を重ね、昭和24年には道営競馬初のばんえい競馬が旭川と帯広で開催。昭和28年には帯広市のほか旭川市、北見市、岩見沢市にそれぞれ市営競馬が発足し、長年運営してきましたが、平成19年度の開催からは帯広市が単独となりました。

現在は『ばんえい十勝』の名のもと、スタンド内外の改装、ふれあい動物園や多数のショップ、イベントやナイター開催など、多くの人々の工夫と取り組みにより、十勝随一の観光スポットとなっています。

 

広大な土地に美味しいグルメ、世界で唯一のばんえい競馬場など、魅力たっぷりの十勝地方。2022年4月には十勝地方の市町村の1つ、音更町に新しい道の駅がオープンします。春の到来とともに、ぜひ十勝地方まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

【参考】十勝総合振興局、フードバレーとかち推進協議会、帯広市
十勝の概要 / 十勝総合振興局
5. 広大な風景 / フードバレー十勝
ばんえい競馬のなりたちと変遷 / ばんえい十勝

【画像】biscuit、Ryo、Daikegoro / PIXTA(ピクスタ)