「螺湾」読める?巨大なふきが有名な地名といえば…【北海道難読地名クイズ】
北海道には難解な地名が多数。そのなかでも、ある大物歌手とゆかりがある町の地名をご紹介します。
原始的な自然の美しさが現存するこの町の風景とその歌手さんが歌う雄大な曲が結びついたとき、あなたはより北海道を満喫できるでしょう。
十勝が誇る名産品名にもなっています
今回取り上げるのは、十勝・足寄町にある「螺湾」です。
北海道民には当たり前の光景ですが、北海道では“ふき”が道端や道路脇などあらゆるところに自生しています。
そのなかで、足寄町には北海道遺産に指定されている特別なふきが自生する地域があります。その地域が「螺湾」です。
そのふきは、地表から高さ3m、茎の直径は10cmにもなり日本最大です。普通のふきに比べよりみずみずしくて甘みが強く、歯ごたえもしゃきしゃきしています。十勝地域では、学校給食にでてくるほど慣れ親しんだ食材です。
この漢字が読めますか? 果たして読み方は……
正解は、「螺湾」と書いて「ラワン」と読みます。そして、この地域で収穫できる特別なふきを『ラワンぶき』といいます。とても大きくてびっくりしましたか?
足寄町出身の大物歌手とはいったい!
こちらの『ラワンぶき』と共に写る男性が足寄町出身の大物歌手さんです。
みなさん、どなたかわかりましたか? 正解は、松山千春さんです。
足寄町の道の駅『あしょろ銀河ホール21』では、松山千春さんのパネルや衣装、ギターやLPなど貴重なものが展示されています。また、道の駅からは定期的に松山千春さんの曲が流れてきます。町内には彼の足跡を辿る場所が数多くあるので、ゆかりの地を訪ねてみてもいいかもしれません。
ちなみに筆者のおすすめは、道の駅の近くの有名なハンバーガーショップ。地元で作られたチーズをふんだんに使用したハンバーガーをテイクアウトし、道の駅のベンチに座って松山千春さんの曲を聴きながら、美味しすぎるハンバーガーを食べる。これで旅の疲れは吹っ飛びます。
自然と足が寄る町。「足寄」の魅力
足寄町は十勝の北東部に位置し、道東圏の主要都市にアクセスしやすい中継地点です。足寄から帯広方面に行くのもよし、阿寒釧路方面に行くのもよし、オホーツク、根室へ行くのもよしです。
足寄町には国の天然記念物『オンネトー湯の滝』など地球の歴史を感じられる特有の自然遺産が多く残っています。
松山千春さんの『大空と大地の中で』の歌詞のような、果てしない北海道の大空と果てしない大地。ここにあなたが見たかった北海道の景色が広がっています。
旅は人生と同じ。目的地までの途中でどれだけ楽しむか、心に豊かな思い出を刻めるかが醍醐味ではないでしょうか。ぜひ、足寄町に寄ってみてくださいね。
【参考】NPO法人 あしょろ観光協会