何が出てくるかわからない!? 「お肉の自動販売機」気になる中身は…(帯広市西13条)
コロナ禍の影響で、店舗前に自動販売機を設置する飲食店を見かけるようになりました。今回ご紹介する自動販売機は、帯広競馬場内にあります。驚きなのは、なにが出てくるかお楽しみの『ランダム肉くじ』がある自動販売機なんです。はたして、その気になる中身とは?
ばんえい競馬場で見つけた不思議な自販機とは?
帯広駅から車で7分ほどの距離にある「帯広競馬場」。ここでは“ばんえい競馬”が開催されています。
帯広競馬場内にある「馬の資料館」の近くに他ではあまり見かけない自販機を発見……。よく見てみると、なんと商品は”冷凍肉”! お肉の自販機とは珍しいですよね。いったいどんなお肉が購入できるのでしょうか。
この自動販売機を設置した「佐々木畜産」さんは、帯広市内にある食肉の加工や販売を主に行なっている会社。創業が1948年という歴史ある会社です。こちらの自動販売機は、昨年の2021年10月末に設置したとのこと。
自販機をよく見てみると、十勝産牛のタレ漬け焼肉や、ロースステーキなどが購入可能なようです。
多用なメニューがあるなか気になったのが『ランダム肉くじ』という商品。10個のメニューのうち、6個が『ランダム肉くじ』という力の入れようです。
『ランダム肉くじ』の内容は、メインとおまけが1個ずつ入って、1,000円という価格。メインには、『牛タン』や『味付けサガリ』、『ステーキ(モモ or カタ)』などがあり、おまけには、『小腸(コブチャン)』や『アカセンマイ(ギアラ)』などの内臓系が揃います。
しかも、合計1,300〜2,000円相当の商品が入っているそうです。
いざ、購入!気になる中身は?
では、購入してみましょう。右側にあるタッチパネルで操作します。
購入すると、取出口に箱が降りてきました。
段ボールを開けてみましょう。
冷凍されたメインとおまけが入っています。
今回購入した『ランダム肉くじ』の内容は、『十勝四季彩牛の切落し(カタ・バラ)』300gと、『国産牛ホルモン(シマ腸)』200gの2品でした。冷凍されているので、解凍して調理をします。
ちなみに、「十勝四季彩牛」とは、黒毛和牛種とホルスタイン種を両親に持ち、両種のいいところを受け継いだ肉牛のこと。黒毛和牛の柔らかさや味の優れた肉質と、ホルスタイン種の早く大きくなる性質のおかげで、より美味しくお手頃価格の牛肉を提供できるそうです。
『十勝四季彩牛の切落し(カタ・バラ)』を使って、筆者は牛丼や肉うどんを作りましたが、煮込んでも柔らかいままで、食べやすかったです。『国産牛ホルモン(シマ腸)』は、カリカリに焼いて塩コショウとレモン果汁をかけて、ビールのおつまみとしていただきました。どちらも味がおいしく、とても満足できました。
普段は、決まった部位を購入しがちですが、『ランダム肉くじ』だといつもは選ばない部位を食べられますし、料理のレパートリーが増える機会にもなりますね。
『ランダム肉くじ』があるユニークなお肉の自動販売機。その中身は味や品質も確かな商品でした。しかも、1,000円というお手頃価格です。ぜひ帯広競馬場へ行った際は、利用してみてください。
「佐々木畜産」さんでは、日曜日限定(4月からは毎週土曜)で直売所をオープンしており、お買い得の商品を販売中。また、遠方で行けない方には、オンラインショップもありますので、十勝のおいしい牛肉を味わってみてはいかがでしょうか。
<施設情報>
■佐々木畜産直売所(自動販売機)
■住所:北海道帯広市西13条南8丁目1番地
■営業時間:10〜21時
■定休日:12月~3月の水曜(正月期間、ばんえい競馬開催日を除く)
■Facebook:https://www.facebook.com/obihiro.sasaki/