馬の資料館

はじまりは馬と共にあり!「馬の資料館」で学ぶ十勝開拓の歴史とつながり

便利な車や機械があり、生活することに不便を感じることが少ない現代。しかし、140年ほど前の開拓時代には、便利さとは一切無縁の世界。そんななか、開拓者の荷物を運んだり、畑を耕したりと大活躍したのが“馬”です。

『馬の資料館』は、車や機械がなかった時代に活躍した“馬”の歴史が学べる施設。“馬”を通して十勝の歴史に触れてみましょう。

帯広競馬場内にある「馬の資料館」

『馬の資料館』は、ばんえい競馬が開催されている帯広競馬場の敷地内にあります。入場は無料です。

帯広駅からは車で7分ほどの距離にあり、駐車場入口の真正面にあるので、帯広競馬場が初めての方でも迷うことはありません。

施設内に入ると、多数の展示品と実物大の模型があります。

こちらの写真は、「ばん馬の父」と呼ばれた『イレネー号』。1910年にフランスから輸入され、その後18年間で600頭近くの後継馬の父となった馬です。

『イレネー号』の子孫たちが、十勝の各地で開拓の下支えになったといいます。

ちなみに、帯広競馬場入口にあるオブジェこそ『イレネー号』の銅像です。

筆者は十勝出身ですが、この銅像についてまったく知りませんでした。勉強になります。

馬の種類や歴史が学べる展示もあります。

農耕作業をする馬と人の実物大の模型。実物大なので、迫力があります。トラクターのない時代は、このように馬が活躍していたことが一目でわかりますね。

別館も見学可能!

1〜3月の間は雪のため、別館を閉鎖中とのこと。しかし、スタッフの方に声をかければ、見学することが可能です。

別館には、農機具や馬車などが展示されています。

以前、筆者が父親と一緒に見学したとき、実家が農家の父親は、懐かしそうに別館の展示品を見ていました。いろんな世代と一緒に見学するのも、『馬の資料館』を楽しむ1つの方法かもしれません。

2階は十勝の観光情報もあり!

2階に上がると、馬の血統書や医療用の器具などの展示品があります。

観光案内所も兼ねており、十勝の各地域のパンフレットが多数あります。観光情報を無料で知ることができますよ。

木そりが椅子がわりになっています。ゆったりと座りながら、十勝の観光情報を調べてみてはいかがでしょうか。

 

今回、数年ぶりに『馬の資料館』を見学しましたが、とても勉強になりました。十勝の開拓の歴史について興味が湧いてきたので、個人的にいろいろと調べてみたいと思います。

『ばんえい競馬』で観戦する前に、『馬の資料館』で“馬”について学べば、より“ばん馬”の魅力を感じられそうです。ぜひ一度、足を運んでみてください。

<施設情報>
■馬の資料館
■住所:北海道帯広市西13条南8丁目1番地
■営業時間:10〜16時(時期により延長あり)
■定休日:12月~3月の水曜(正月期間、ばんえい競馬開催日を除く)

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