海鼠

「海鼠」なんて読む?見た目も漢字も不思議な北海道が誇る高級食材【難読漢字クイズ】

2022.02.06

北海道といえば“海の幸”ということで、今回は今が旬のあの海産物に関する漢字クイズを出題します。

ヒントはコリコリ食感がたまらない高級食材。漢字から答えを連想できるかどうかが攻略のカギですよ!

海のネズミ?

海の鼠(ネズミ)っていったいなんなんだ?というような不思議な組み合わせの単語ですが、これである高級海産物の名称を表すことができます。ヒントは“コリコリ食感”、“魚ではない”の2つ! さらに漢字からなんとなくその見た目を連想できなくもないですよ。

余談ですが、海の猫と書いて海猫(ウミネコ)というカモメ科の鳥は一切関係ありません。

……正解は「ナマコ」でした! 海鼠と書いてナマコ、ノーヒントで正解した方は漢字博士か吞兵衛ではないでしょうか(笑)

気になる由来ですが、“その姿が、夜になると海底を動き回るネズミに見える”というシンプルな理由からきているそう。ちなみに英語表記は「Sea cucumber」。そう、海のキュウリというこれまた衝撃的な名称がつけられていますが、ピクルスなどに使われる海外産のキュウリを想像すると、見えなくもないですかね……。

世界に誇る、北海道のナマコ!

さて、ナマコの漢字表記を覚えたところで、ちょっとしたナマコ講座を開講します。

ナマコの国内生産量第1位はもちろん我らが“北海道”でございまして、その生産量は年間約2,000トンと、2位の青森県が約800トンなので約2.5倍の大差をつけてトップの座を独走しています。ナマコは通年獲れますが、冬のナマコが最も味がよいといわれています。

日本では酢の物として生食されることが多いナマコですが、中華料理では“乾燥ナマコ”としてスープの具材などに使用されています。北海道のナマコは大変品質がよく、世界的な高級食材として名を連ねています。

 

不思議な見た目のナマコですが、名前の漢字表記までもが独特なのはとても興味深いですね。北海道が誇る高級食材「海鼠」をぜひ召し上がってください!

【参考】
海の豆知識 / 公益財団法人 海洋生物環境研究所
大海区都道府県振興局別統計 魚種別漁獲量|令和2年漁業・養殖業生産統計 / 農林水産省

【画像】INUBI、nao / PIXTA(ピクスタ)