翔雲賞2021年優勝馬タカナミ

【2/6】明け3歳の牡馬限定重賞「翔雲賞」注目馬は?【井上オークスのばんえい重賞予想】

こんにちは。競馬ライターの井上オークスです。先日行われた最強牝馬決定戦「ヒロインズカップ」は、5歳牝馬のフォルテシモが、年上のお姉様方よりも軽い760kgの負担重量を生かして積極的にレースを進め、見事に重賞初制覇を果たしました。コンビを組んだ阿部武臣騎手は、「重量にかかわらず一生懸命引っ張ってくれる馬なので、今後の成長も期待していい馬だと思っています」と語り、フォルテシモを称えました。

5番人気→4番人気→3番人気の順で決着して、3連単の配当は22,720円。筆者の予想はかすりもせず……。そろそろ当てたい! 今回は2月6日(日)に帯広競馬場で行われる「翔雲(しょううん)賞」を展望します。

登坂力◎なヘッチャラ、馬格雄大クリスタルコルドに注目!

翔雲賞2021年優勝馬タカナミ

昨年の優勝馬 タカナミ 出典: ばんえい十勝

「翔雲賞」は、明け3歳の牡馬限定の重賞レースです。昨年新設されたばかりの重賞で、第1回を制したのはタカナミ&船山蔵人騎手。4番人気→6番人気→5番人気で決着し、3連単の配当は62,840円でした。今年も波乱となるのか。それとも固くおさまるのか。3月19日(土)に行われる若駒の頂上決戦「イレネー記念」を占う上で、重要な一戦となりそうです。

出走馬を確認する(出走馬が確定するのはレース2日前の正午)

この世代で最多の勝ち星を挙げているのが、15戦8勝のキングフェスタです。昨年10月には、重賞「ナナカマド賞」を1番人気に応えて制覇しました。「ナナカマド賞」は、数多の名馬を輩出してきた出世レース。ここ5戦はトップハンデの影響もあるのか惜敗が続いていますが、力量は上位です。

ヤマカツエースは昨年6月にデビュー戦を圧勝して以降、大崩れすることなく、安定した成績を残してきました。12月には、ばんえい甲子園の決勝戦「ヤングチャンピオンシップ」を制覇して重賞ウイナーに。現在16戦6勝です。

筆者の注目馬は2頭。まずは15戦5勝のヘッチャラです。「ナナカマド賞」は2着、「ヤングチャンピオンシップ」は3着と、もう一押しで重賞タイトルに手が届きそうな存在です。第2障害を登る能力=登坂力(とはんりょく)は抜群。今回はすべての出走馬が、実戦では未体験ゾーンの重いソリを曳くわけですから、ヘッチャラの登坂力が生きるように思います。

そして15戦4勝のクリスタルコルドにも注目しています。ヤマカツエースを撃破した前走のレース内容がよかったですし、前走時の馬体重は“1051kg”。雄大な馬体で、重いソリをもりもり曳いてくれそうな予感がします。

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出典: 楽天競馬

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「翔雲賞」は2月6日(日)の帯広11レース、18 時25分発走予定です。

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※2022年2月1日時点の登録馬をもとに原稿を作成しています
※昨年の優勝馬の画像(画像提供:ばんえい十勝)

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