【1/30】ばんえい最強牝馬決定戦「ヒロインズカップ」注目馬は?【井上オークスのばんえい重賞予想】
こんにちは。競馬ライターの井上オークスです。筆者のペンネームは、かれこれ20年以上前に、3歳牝馬の晴れ舞台“オークス”からいただきました。若さゆえの怖いもの知らず。年齢を重ねるごとに、オークスを名乗り続ける後ろめたさが……。古馬牝馬のレース名に、改名するべきなのかも?
というわけで、今回は1月30日(日)に帯広競馬場で行われる「ヒロインズカップ」を展望します。「ヒロインズカップ」は、4歳以上の牝馬が覇を争う重賞レース。中央競馬におけるヴィクトリアマイル、あるいはエリザベス女王杯のような存在の、古馬牝馬による大一番です。
麗しのミスタカシマ、好調ナカゼンガキタに注目!
昨年は7歳牝馬のフェアリースズが、三度目の「ヒロインズカップ」出走で古馬女王の称号をつかみました。3番人気→2番人気→1番人気の決着で、3連単は5,670円。なかなかの配当となりました。過去10年で一番の高配当は、ナナノチカラが勝った2016年で、3連単の配当が45,460円となりました。
過去10年、「ヒロインズカップ」の勝ち馬10頭の年齢を見ると、5歳馬、6歳馬、7歳馬がそれぞれ3勝、11歳馬が1勝を挙げています。また、ばんえい競馬の大種牡馬・ウンカイの産駒が3勝しています。
⇒出走馬を確認する(出走馬が確定するのはレース2日前の正午)
筆者の推し馬は2頭。まずは麗しの重賞6勝馬、ミスタカシマ。ウンカイ産駒の7歳牝馬です。「ヒロインズカップ」の成績は、2年前が7着で、昨年は3着。2年続けて1番人気に応えられなかったのですが、800kgの負担重量が響いたように思います。今年は790kgのソリを運びます。ミスタカシマはじつに美しい栗毛馬。パドックを歩く姿から堪能しようとワクワクしています。
重賞2勝の8歳牝馬、ナカゼンガキタにも魅力を感じます。昨年6月の復帰から勝利を重ねて、久々の重賞参戦。前走の勝ちっぷりが、状態のよさを物語っています。なお、ナカゼンガキタの主戦を務める藤本匠騎手が「ヒロインズカップ」を4勝しているのも推しポイント。“古馬牝馬の匠”と呼ばせてください。
シンエイボブも気になるのですが、今回はトップハンデとなる810kgの負担重量が鍵。トレーニングの成果を発揮して、5着だった昨年以上の結果を出すことができるでしょうか。また、2年前の覇者であり、昨年は2着だったアフロディーテも軽視禁物です。
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「ヒロインズカップ」は1月30日(日)の帯広11レース、 18時25分発走予定です。
※2022年1月27日時点の登録馬をもとに原稿を作成しています
※昨年の優勝馬の画像(画像提供:ばんえい十勝)
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