環境と教育への取り組み
皆さん、こんにちは!
ナビゲーターのめん助です。
今回は西山製麺で行っている環境への取り組みについて、お話したいと思います。
「SDGs」と西山製麺
最近、良く耳にする「SDGs(エス・ディ・ジーズ)」という言葉がありますよね。
世界中が一緒に協力し取り組む17の活動目標です。その中の12番目の目標 「つくる責任つかう責任」があります。物を大切にする行動を指します。物や人を大切にすることで、様々な場所で感動が生まれます。
平成12年(2000年)。西山製麺は工場から排出される食品残渣やフィルムの破材、原料容器、等の分類を行い、リサイクルシステムを構築し活動を続けています。
麵クズは牛糞と混ぜ合せ、約60日の発酵により有機堆肥になります。生麺を包装するフィルム材は、小麦粉などが付着している物、そうでない物に分別します。フィルムは石油から作られており、小麦粉などの粉が混ざると固形燃料として再利用できないためです。麵に使用した液体原料の容器の多くは18kg缶です。使用後は内部を洗浄し、調味液や惣菜を製造している工場で再利用缶に変わります。続きます
子供たちに伝える味創りの旅!
昭和62年(1987年)、札幌市の小学三年生の社会科授業にラーメン工場の見学が加わりました。現在、札幌市内の小学校3年生の約90%に当たる13500名がこのプログラムに参加しています。
小学校に入学すると子供たちは、家、町内、地域、町、北海道や県、日本、海外といった自分が生活をしている場所を中心に、少しずつ広い範囲の事を学びます。小学3年生は丁度、地域や町との結びつきを学ぶ学年だそうです。
ラーメン工場見学の前は、牛乳工場だったそうです。牛乳が瓶に注がれ、その容器を人が運ぶ工場でした。牛乳は瓶から紙パックへと姿を変え、白い牛乳を見る事ができなくなりました。更に紙パックは自動的にコンベアで倉庫へと流れて行き遂に運ぶ人もいなくなりました。子供たちが社会科見学で描く絵には人のいない機械が描かれていました。
札幌市教育委員会で会議が行われ、この絵を見て意見が出されたそうです。
「何か良いテーマの社会科見学はないだろうか」
「札幌は味噌ラーメンが生まれた街」
「札幌ラーメンから、様々な仕事を学ぶ授業はどうでしょうか」
札幌ラーメンを中心に、小麦、農業、地下水、運搬、食堂、スーパー、貿易、リサイクル、開発、等の様々な職業に繋げることができる社会科授業がスタートしました。
絵には、綺麗な工場、笑顔で働く人、美味しいラーメンが描かれています。子供たちからの手紙は工場で働く人の笑顔の源となっています。この子供たちの「元気が詰まったバトン」を、次の方(食堂・スーパー・等)に繋ぐのが自分達の役目だと、工場の仲間たちが言います。今、「元気が詰まったバトン」は世界中に広がり始めました。詳しくはこちら。
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