読めるわけないよ!さすがに難しすぎる北海道の地名「白人」【北海道難読地名クイズ】
北海道には難解な地名が多数。そのなかで北海道民でも解読不能レベルの地名をご紹介します。
この地名を読めるようになったあなたは北海道通レベルが上がることでしょう。
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十勝が誇る難読地名「白人」
今回取り上げるのは、十勝幕別町にある「白人」です。
現在は住所表記から消えてしまいましたが、白人公園や白人小学校など幕別町内には名前が残っている場所が多数あります。
生粋の十勝民の筆者。小学生の頃にはじめて白人小学校の学校名を見た時は、「何て読むの! 外国の人が通う小学校があるの? この十勝には秘密の白い民族が通う学校があるの?」と頭のなかは大大パニック! 読み方を教えてもらっても、なぜそう読むのかと大パニック。
幕別町に住むお友達が読み方と語源、アイヌ文化を優しくていねいにひも解いてくれ、そういうことなのかと衝撃が走ったことを強烈に覚えています。
あなたは読めますか? 果たして読み方は……
正解は、白人と書いて「チロット」と読みます。
「チロット」の由来は?
白人と書いて「チロット」と読みます。アイヌ語で「チリロクト(鳥が座る沼)」という意味。
白人村にアイヌ民族が住みはじめたのは1749年と伝えられ、その多くは北見方面から移住してきたといわれています。
幕別町千住には、白人集落のアイヌ指導者だった故吉田菊太郎氏が開設した『蝦夷文化考古館』があり、アイヌ民族の祖先が残した貴重な文化財が残されています。アイヌ民族は歌や踊り、楽器や神話など独自の文化が多数あります。北海道の大自然を感じながら、アイヌ文化に触れてみるのもいいかもしれませんね。
幕別町の大自然と共に最高の思い出を作ろう!
白人がある幕別町はパークゴルフ発祥の地。町内には温泉やレジャー施設も充実しています。
日帰り温泉の敷地内にパークゴルフ場があったり、温泉にグランピング施設が併設していたり、キャンプやバーベキューなど小さなお子さん連れでも気軽に北海道の歴史と大自然を満喫できる施設がいっぱいあります。十勝には、たくさんの美味しい食材があるので、道の駅や地元のスーパーで買い出しを楽しみ、大空の下でバーベキューなんていうのも最高の思い出になるのではないでしょうか。
絶滅したナウマンゾウの軌跡を知れる『虫類ナウマンゾウ記念館』もありますよ。
十勝に来た際には、白人もぜひ訪れてみてくださいね。
【参考】幕別町、幕別町観光物産協会
蝦夷文化考古館 / 幕別町観光物産協会
パークゴルフの誕生 / 幕別町
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