本州では通じなかったけど、さすがに言うよね…?実は北海道弁だった言葉5つ
普段当たり前に使っていた言葉が本州では全然通じなかった……なんて経験がある道民の方もいるのでは?
実はこれ方言だった、という言葉が北海道にはたくさんあります! 今回はそんな“実は北海道弁だった言葉”をご紹介。ぜひチェックしてみてくださいね。
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北海道弁1:番茶
【標準語】ほうじ茶
本州では緑茶のことを指す「番茶」。北海道弁では、“ほうじ茶”のことを言います。
ほうじ茶は煎茶や茎茶などをきつね色になるまで炒るのが特徴のお茶のこと。この工程で茶色くなり、カフェインが昇華し、香ばしい味わいになっているんだそう。
ちなみに北海道だけではなく、東北や北陸でも番茶は“ほうじ茶”を指すようですよ。
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北海道弁「番茶」の意味や使い方は?
北海道弁2:青たん
【標準語】あざ・青あざ
「青たん」は北海道の方言で“あざ”や“青あざ”を意味します。
転んで内出血ができているときは「青たんになってる」なんて使い方をします。赤ちゃんや幼児のお尻や背中にできる蒙古斑など、生まれつきあるものは「あざ」、打撲やケガなど後からできるものは「青たん」と使い分けます。
青森や福島、富山などでも、あざのことを「青たん」と呼んでいるようなので、もしかしたらほかの地域で使っても通じるかもしれません。
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北海道弁「青たん」の意味や使い方は?
北海道弁3:ぶす色
【標準語】内出血した皮膚の色(紫黒色)
「ぶす色」とは内出血してあざになっている皮膚の色のことで、黒っぽいような青っぽいような紫色の状態を指します。体をぶつけて痛い思いをするので、あまり見たい色ではありませんよね。
佐渡弁では、北海道弁と同じく、内出血して青あざになった皮膚の色を「ぶす色」というそう。ちなみに長野県でも北側の地域では、「ぶすど色」というらしいです。「ぶす色」と少し似たいい方ですね。
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北海道弁「ぶす色」の意味や使い方は?
北海道弁4:ぼっこ
【標準語】(比較的短めな)棒
「ぼっこ」も道民が無意識によく使っている北海道弁かもしれません。“(比較的短めな)棒”という意味で、“木の棒”なら「木のぼっこ」というような言い方をすることが多いですよね。
ちなみに道外でも「ぼっこ」という言葉は使われているらしく、愛知県では“ぼろ屑”、三重県では“古くなったもの”なんて意味で使われているそうです! 愛知・三重の近辺での「ぼっこ」は、“古いもの”というような意味合いを持っているようですね。
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北海道弁「ぼっこ」の意味や使い方は?
北海道弁5:つっぺ
【標準語】栓(物体の出入りを防ぐために用いるもの)
鼻血が出たら「鼻につっぺしときなさい」なんて子どものときに言われたことがある方もいるのではないでしょうか?
「つっぺ」とは、“栓(物体の出入りを防ぐために使うもの)”を指します。たとえば、鼻血が出たときに使うティッシュやビール瓶の栓、耳栓など。
道民には当たり前に使われているこの言葉も、実は北海道弁なんです!
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北海道弁「つっぺ」の意味や使い方は?
北海道弁と知らずに使っていた言葉はありましたか? 普段の言葉を見直してみると、もっと発見があるかもしれませんね!
【画像】チリーズ 、Satoshi KOHNO 、kelly marken、hirost / PIXTA(ピクスタ)、 topimages / shutterstock
※こちらの記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。
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