本州では通じないかも!? 実は方言だった、北海道弁の挨拶や頻出フレーズ3つ
「こんにちは」や「さようなら」などの挨拶の言葉や「ありがとう」「どういたしまして」など毎日のように使う言葉。当たり前に使う分、方言が混じっていても意外と気づかないことがあるかもしれません。
今回は、実は北海道弁だったフレーズをご紹介します! 本州で使うと通じないかもしれません。
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北海道弁1:したっけ
【標準語】さようなら・それではまた(失礼します)
北海道ではあいさつ時に「したっけ」という言葉をよく使いますよね。
「したっけ」は、標準語で「さようなら」や「それではまた(失礼します)」の意味です。
「それじゃ、また後でね!」のような意味を込めて「したっけね!」と使ったり、帰り際に「したっけね〜!」といったりしますよね。
【もっと詳しく】北海道弁「したっけ」の意味や使い方は?
北海道弁2:おばんです
【標準語】こんばんは
夕方から夜にかけて使うあいさつ、「おばんです」。「夜になりました」という意味で、転じて「こんばんは」という意味で使われるようになりました。
「おばんでした」と過去形の言い方もありますが、これも「おばんです」と同様の意味です。
ていねいな表現として、「おばんでございます」「おばんでございました」ともいい、かしこまった場や公の場でのあいさつとしても用いられます。40~50代以降の割と年配の方が使うことが多い言葉です。
【もっと詳しく】北海道弁「おばんです」の意味や使い方は?
北海道弁3:なんも
【標準語】問題ない
「ありがとう」といわれたら「どういたしまして」と返し、「ごめんなさい」といわれたら「いいよ」と返しますよね。北海道弁ではこの両方を「なんも」で返すことができます。
「なんも」は、「問題ない」という意味の「大丈夫」「いいよ」「ちっとも」という意味で使われる北海道弁です。「ありがとう」といわれて返す「なんも」は、「ちっともだよ」「いやいや、とんでもない」といった謙遜の意味になります。
「ごめんね」といわれて返す「なんも」は、「いいよ」「平気だよ」「気にしないで」という気遣いの意味に。
このようにいろんなシーンで使えて、短くいいやすい言葉なので、汎用性が高いです。
【もっと詳しく】北海道弁「なんも」の意味や使い方は?
普段何気なく使っている北海道弁。これを機に、ほかにどんな言葉があるのかチェックしてみるのも面白いかもしれませんね!
【画像】buritora、PicStyle / PIXTA(ピクスタ)、Zastolskiy Victor / shutterstock
※こちらの記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。
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