白鳥!? それとも…「北海道のカントリーサイン」に登場回数が多い動物ランキング
カントリーサイン。それは各市町村の特徴を1枚のイラストで表したまさに市町村の顔。では北海道のカントリーサインに最も登場する動物は何なのか。筆者が独自に調べてみたのでランキング形式で発表します! ただし各市町村の特徴とはいいにくい“人”はランキングから除外しました。
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登場ランキング第3位:白鳥・カニ(3市町村)
第3位は3市町村、同率でカニと白鳥でした!
『白鳥の湖』という曲があるように白鳥が描かれていたのは『大沼国立公園』のある七飯町、『クッチャロ湖』が有名な浜頓別町、『摩周湖』や『屈斜路湖』を有する弟子屈町など有名な湖がある市町村でした。
一方、カニが描かれていたのは、長万部、雄武町、根室市などやはり海沿いの市町村。
実はカニの描かれているカントリーサインはほかに紋別市があるのですが、描かれているカニは生きているカニではなく、『カニの爪』というオブジェだと思われるため除外しました。
登場ランキング第2位:馬(5市町村)
第2位は安平町、日高町、新冠町、浦河町、新ひだか町の5市町村に描かれていた“馬”でした!
馬が描かれている市町村は道南に集中しているのが特徴的。道南といえばサラブレッドの一大生産地!
筆者は昔サラブレッドの乗馬体験をしたことがあるのですが、通常の馬よりも背が高く、すらりとした足を持つサラブレットに感動したのをよく覚えています!
登場ランキング第1位:牛(10市町村)
そして栄えある第1位は“牛”でした!
なんとカントリーサインに牛が描かれているのは10市町村! 第3位、第2位を大きく引き離す結果となりました。
カントリーサインに牛が描かれているのは妹背牛町、八雲町、枝幸町、豊富町、天塩町、湧別町、興部町、西興部村、士幌町、別海町で、北海道全域で牛がカントリーサインに用いられているのがわかりますが、そのなかでも道北の市町村でよく用いられていました。
これはホルスタインが暑さに弱いことから、北海道のなかでもとくに涼しい地域である道北で酪農がさかんなためだと思われます。
また、カントリーサインに描かれている牛の多くは温泉やチューリップを楽しむなど人間らしい牛が多く登場します。西興部村の牛はなんとギターを楽しんじゃっています!
北海道のカントリーサインにはかわいらしい動物やかっこいい動物がたくさん登場します。各市町村のカントリーサインを見比べるのも楽しいかもしれません!
※本ランキングは北海道開発局が公表しているカントリーサイン情報(最新版2019年3月)から筆者が作成しました
【参考】
カントリーサイン / 北海道開発局
北海道の酪農 / ミルクランド北海道
【画像】HAPPY SMILE、ttn3 / PIXTA(ピクスタ)