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本州の当たり前は通じない!? 北海道移住前に「確認しておくべきこと」3つ

2021.08.28

大阪から北海道への移住。筆者は移住が決まり、引っ越しするまでの期間は約2か月でした。しかし、急な転勤や異動などで引っ越しまでわずかな時間しかないという方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、実際に引っ越しするまでに「準備しておいてよかった!」と思ったことや実体験から「しておけばよかった!」と後悔したことを3つご紹介します。

1:車は寒冷地仕様が必須!

道内では車がないと生活に支障が出る場所が多くあります。筆者は引っ越してすぐ車が必要だったのですが、引っ越し前に北海道で車を決めることが難しかったため、大阪で購入して北海道に運んでもらうことを検討。しかし、北海道で乗る車は“寒冷地仕様”が標準であることを知り、大阪でリース契約をして北海道で寒冷地仕様の車を用意してもらうことに。

寒冷地仕様とは、気温がマイナス10℃を下まわるような過酷な寒さのなかでも耐えられるよう、バッテリーの容量が大きくなっていたり、ドアミラーに熱線が張られていたりするなどの違いがあります。メーカーによっては全車種が寒冷地仕様で販売されているそうなので、すでに車を所有している場合は寒冷地仕様車なのかを確認し、相談してみてはいかがでしょうか。

2:過去の積雪量、最低気温を確認しておこう

温暖化が進む昨今。そんななかでも、道内では過去に例のない積雪に見舞われるなど、雪による被害のニュースを目にすることも多く、実際に雪の重みで押しつぶされた建物を何度も見かけ、衝撃を受けました。

筆者が引っ越してくる際、「このあたりは雪が少ない地域だよ」というのを事前に聞いていたので安心していたものの、大阪人としては「これで少ないの?」と思うほど感覚の違いがありました。“少ない”“あまり降らない”という感覚は地域によって違うもの。実際に過去の積雪量を数字で見て確認し、シミレーションしておくことが大事です。

また、気温も同様。雪が少ないということはそれほど寒くないということだと筆者は思い込んでしまっていたのですが、昨冬はマイナス22℃まで達する日があるなど、衝撃を受けました。引っ越しまで時間があるという方は、いちばん寒いタイミングに訪れ、事前にその寒さを体感することをおすすめします。

3:灯油タンクの補給業者は引っ越し前に契約を

新築で家を建てる際、道内でもオール電化を選ぶ方が増えてきていますが、道内では一軒家だけでなく、アパートの各部屋にも灯油タンクが設置されていることが多いです。家には備え付けのストーブがあったり、お風呂のお湯を沸かすのも灯油を使ったりすることが多いため、本州で灯油を使用する量とは桁違いでしょう。

灯油は定期契約をし、決められたタイミングで定期的に補充を行ってもらうというのが一般的。筆者も引っ越しする前に業者を決め、契約を行いました。

寒い時期に引っ越すという場合はすぐに灯油が必要になるので、引っ越し日前後に満タンに補充してもらえるよう事前に連絡しておくのをおすすめします。また、急に灯油が切れてしまうことがあるので、電気ヒーターを用意しておくと大変便利です!

 

北海道での生活は今までの生活が一変します。とくに、冬の時期は寒さや雪への備えが必要になるので、できる限り事前に準備し、引っ越し後の生活に備えましょう!

【画像】CORA、ばりろく、OlegDoroshin、kiki / PIXTA(ピクスタ)