暑くてもすすりたい!創業54年の老舗でいただく「生姜ラーメン」(旭川市)
北海道のご当地ラーメンのひとつとして高い知名度を誇る旭川市。旭川ラーメンは昭和20年代にオープンしたラーメン店から始まりました。
今回ご紹介するラーメン店「生姜ラーメン みづの」も昭和42(1967)年にオープンした歴史あるお店。旭川市民であれば子どもの頃から親しんでいる昔ながらのラーメン店です。
特徴はスープに生姜が入っていること。食べるとぽかぽかする生姜がたっぷり入った『生姜ラーメン』の魅力をご紹介します。
旭川市中心部にあるラーメン店「生姜ラーメン みづの」
「生姜ラーメン みづの」は、旭川市内の中心部・ロータリー商店街にあります。
お店の裏手には旭川市を代表する「常磐公園」や「旭川市中央図書館」、また、ロータリーからお店の目の前を進むと旭川市の象徴である「旭橋」があります。夏は公園や図書館へ立ち寄ったあとに、冬は「常磐公園」を会場とする『旭川冬まつり』の帰り道に、家族で立ち寄り熱いラーメンを食べた思い出のある旭川市民も多いはず。
壁にはサイン色紙がずらり!昭和の雰囲気が残る店内
壁には有名人のサイン色紙がずらり。政治家・お笑い芸人・スポーツ選手・シンガーソングライターなど多くの有名人がお店に立ち寄っているようです。
サイン色紙には、「おいしかった」「また来ます」「これぞ旭川ラーメン」と一言添えられ、旭川市民としても誇らしく感じました。
お客さんの誰もがラーメンができるのを待ちながら色紙を眺めるのが恒例です。
「生姜ラーメン」の赤い文字は昭和の雰囲気のまま
お店の奥にある厨房では、ご夫婦が暑いなか懸命にラーメンを作られています。
その上には、『生姜ラーメン』の赤い文字が掲げられていました。創業以来、看板メニューとしてずっと旭川市民に愛され続けているメニューです。
メニューはシンプル
メニューは手書きで、「しょう油・しお・しょうが・みそ・ごはん」と書かれていました。大盛りもありますよ。
看板メニューの『生姜ラーメン』はしょう油味のみです。
ほとんどの人が注文する「生姜ラーメン」
筆者も迷わず『生姜ラーメン』を注文しました。ご主人が運んでくれたラーメンからは、ほんのり生姜のいい香りがただよいます。
メンマとチャーシュー、ネギがのった透明なスープの『生姜ラーメン』。生姜の香りがさらに食欲をそそります。
しっかりとしたお出汁の味わいとコクがあるスープは、たっぷりの生姜の風味でとてもさっぱり! ネギやメンマを麺にからませながら一気に食べ終えました。
ラーメンの油っこさが苦手、スープは飲まない……というさっぱり系がお好みの方にはぴったり! けれど、コクのある濃厚系がお好みの方も満足させてくれる一杯です。
ちなみにこの日は日中の最高気温が34度。3週間も続く酷暑の夏は北海道では珍しいことです。それでも熱々の『生姜ラーメン』を求めて多くのお客さんが来店していました。
まさに季節を通して心も体も求める「生姜ラーメン みづの」の味わい。旭川にお越しの際は、『生姜ラーメン』をぜひ食べてみてください。
<店舗情報>
■店舗名:生姜ラーメン みづの
■住所:北海道旭川市常磐通2丁目
■電話番号:0166-22-5637
■営業時間:平日・土曜 10時30分~14時、17~18時、日曜 11~14時 ※変動がありますのでお問い合わせください。
■定休日:不定休
■駐車場:なし
【参考】大雪ものしり百科「産業編」|大雪山を囲う町の紹介 旭川市 / 北海道上川総合振興局