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注目馬は？3歳三冠路線の第1弾「ばんえい大賞典」今週末開催【津田麻莉奈のばんえい重賞予想】

2021.07.28

こんにちは。楽天競馬“ポッ”イントもらっちゃおう娘『ポッ娘』の津田麻莉奈です。

前回は旭川記念を展望しました。単勝1番人気に支持されたのは、今シーズン1勝と勝ち切れないながらも着順が安定しているメムロボブサップ。次いで、ミントスポット杯で今季初勝利を挙げていたセンゴクエースが2番人気でした。

私の本命馬は、実績では出走馬の中でナンバーワンのセンゴクエース。手綱を取った鈴木騎手は前走、ミントスポット杯のレース後に、「使いながらもっと良くなっていくと思います」とコメントされていました。それでも勝ち切ってしまうのですから、上積みがあればあっさり連勝も叶うと見て本命としました。

センゴクエースらしい勝利、次走にも期待

旭川記念当日の最高気温は37度台まで上昇し、馬場水分は0.5％でレースが行われました。レースはアアモンドグンシンが先行し、前半は全頭が刻みながら第2障害へと歩を進めます。まず最初に仕掛けたのはアアモンドグンシンでしたが、メムロボブサップ、ミノルシャープ、キタノユウジロウも続きます。第2障害を先にクリアしたのはメムロボブサップ。そこへ末脚自慢のセンゴクエースが一歩一歩迫り、一騎打ちの様相に。しぶとく粘るメムロボブサップを力強くかわしてセンゴクエースが先頭に立つと、見事1着でゴール！　末脚自慢のセンゴクエースらしい勝ちっぷりでした。

鈴木騎手はレース後、「障害では少し膝を折りかける部分もありましたが、馬の状態が良かったこともあり辛抱して上がってくれました。まだ若い馬には負けないという気持ちがありそうです。今年はセンゴクエースで頑張ります」とお話されていました。着実に良化していることがうかがえ、次走も大いに期待できそうです。

さて、来る8月1日（日）のメインレースは、第45回ばんえい大賞典です。

ばんえい3歳三冠路線第1弾

ばんえい大賞典昨年優勝馬コマサンダイヤ　出典: ばんえい十勝

3歳重賞三冠路線の第1弾がいよいよ始まります。

1975年に創設されたばんえい大賞典は、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーとともに3歳重賞三冠路線に位置付けられており、一冠目となる本レースは別定重量で行われます。これまでばんえい3歳三冠を達成しているのは、ハクリユウ、マルトダンサー、ウンカイ、ヨコハマボーイ、メムロボブサップの5頭のみです。

注目は世代の女王イオンと王者オーシャンウイナー

デビュー初年度の明け3歳牝馬限定重賞、黒ユリ賞を制し世代牝馬の頂点に立ったイオン。その黒ユリ賞では障害をひと腰でクリアすると後続を突き放すも、ゴール前で一杯になり止まってしまいます。その隙をついて後続が接近してきましたが、立て直して1着でゴールしました。今年に入って馬体重が1トンを超え、成長もうかがえますし、世代屈指のスピードと障害力には注目です。ゴール前で止まってしまうことがある点は課題ですが、近2戦は鈴木騎手とのコンビで連勝中です。

オーシャンウイナーは明け3歳馬のチャンピオンを決める一戦、3月に行われたイレネー記念を制し、重賞初挑戦にして世代の王者に輝きました。そのイレネー記念では第2障害を降りて一気に先頭に立つと、2着馬に11秒1もの差をつけて完勝しました。父キタノタイショウもイレネー記念を勝っており、ばんえい大賞典への出走こそありませんでしたが、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーを勝った2冠馬。さらにはばんえい競馬の最高峰レース、ばんえい記念を2015年に制し、重賞戦線で活躍しました。そんな血統面からも期待大です。

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出典: 楽天競馬

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真夏の帯広競馬場で大注目の3歳馬たちが熱い戦いを繰り広げる一戦、ばんえい大賞典。今年はどのようなレースになるのでしょうか。ぜひご注目ください。