167個の石油ランプが幻想的!小樽観光で必ず立ち寄りたい「北一硝子」
小樽の観光で欠かせない有名スポット「北一硝子(きたいちがらす)」。たくさんのお店が立ち並び、賑わう通りを散策していると、年季の入った石造りの倉庫があります。小樽にきたからには必ず立ち寄りたい、「三号館 北一ホール」の魅力をご紹介します!
「北一硝子」の歴史をざっくりご紹介
現在「北一ホール」が入る「三号館倉庫」は、明治24(1891)年に「木村倉庫」社長、初代木村円吉により建てられたもの。当初は、みがきニシンなど魚の加工品を納める倉庫として利用されていたそう。
通路には海までつながっていたトロッコレールがそのまま残されています。歴史を感じますね!
「北一硝子」(当時は「浅原硝子」)の創業は明治34(1901)年、電気が普及していなかった当時、必需品であった石油ランプの製造業としてスタート。昭和58(1978)年に「北一硝子」が「三号館倉庫」を譲り受け開業しました。
167個の石油ランプのみで輝く店内
ほの暗い店内の灯りは167個の石油ランプのみ。入った瞬間足を止めて見入ってしまう美しさ! いつまでも眺めていたい気持ちになりますが、あとは席についてからごゆっくりと。まずは入口にて注文・会計、カウンターで商品をいただきましょう。
おすすめは店内奥の席。全体的に店内を見渡せ、カウンター後ろにある世界地図のオブジェが浮き立って見えてとても素敵です!
必見!開店直後のセレモニー
開店してから約30分間は、店員さんが167個の石油ランプに点灯する作業を見学できます。撮影OK(フラッシュと動画は禁止)。
はじめは薄暗い店内ですが、壁とテーブルのランプに火が灯され、徐々に温かみのある空間に。
ひとつひとつランプをていねいに拭き点灯。素早い店員さんの動きに見惚れてしまいます! 静かな店内にはガスライターのカチッカチッという音のみが響きます。
クライマックスはシャンデリアに点灯。ゆっくりと天井に上がっていくシャンデリアをじっと目で追ってしまいます。
「北一ホール」おすすめメニュー
「北一ホール」で圧倒的な人気を誇るのは紅茶を使ったメニュー。『ロイヤルミルクティ』は、ケニア産茶葉に北海道産牛乳を少しずつ足しながら煮出すことを繰り返し、毎日時間をかけてていねいに作るそうです。
筆者は幻想的な雰囲気に酔いしれ、『小樽ワインナイヤガラ』を注文。爽やかな香りと甘みをもったフルーティーな味わいです。
ロマンチックな空間でいただく小樽産のビールやワインは格別ですよ。
電灯が当たり前の生活で、石油ランプを活用している光景はあまり見かけないのでは? 「北一ホール」は、167個のランプが出迎えてくれる素敵なレストランです。使用されている石油ランプは「三号館 カントリーフロア」で販売しています。ぜひ見にいってくださいね。
<店舗概要>
■店舗名:三号館 北一ホール
■住所:小樽市堺町7番26号
■電話番号:0134-33-1993
■営業時間:8時45分~18時(ラストオーダー17時30分)
ランプ点灯作業 8時45分~9時15分
ピアノ演奏 月曜~金曜(祝祭日除く)14時~14時30分、15時~15時30分、16時~16時30分
※2021年6月の営業時間は以下の通り。社会情勢により営業時間が変更になる可能性があります
11~17時(オーダーストップ16時30分)、ランプ点灯作業:11~11時30分、ピアノ演奏:毎週火曜~金曜(祝祭日を除く)14~14時30分
■定休日:年末年始
■駐車場:港堺町特約駐車場(北一硝子特約駐車場)、8時45分~18時(2,000円以上のお買い物で2時間無料)
■HP:https://kitaichiglass.co.jp/