とうきびワゴン

北海道ならではの文化?本州出身者が「???」と思わずにはいられない道民の言動

2021.06.12

北海道は、変わった地名や方言など、独特の文化や習慣があるような気がしませんか?

今回は、本州から北海道に移住してきた筆者が、道民に対して感じた「???」なことをご紹介します。

寒い寒いと言いながら、なぜ厚着をしない?

北海道に来て一番最初に「???」を感じたのは、大学の入学式の日です。北海道ではよくあることですが、その日は4月にもかかわらず雪が降るほどの寒い日でした。

式が始まる前に先輩大学生からインタビューを受けたのですが、その方がコートも着ずにすごく薄着で、鼻が真っ赤になっていたんです。寒くなることは事前にわかっていたのに、そして、北海道の寒さを知っているのになぜコートを着てこなかったのでしょうか。

入学後にできた道民の友人も薄着で過ごす人が多く、「寒くないの?」と聞くとだいたい「寒いよ」と言います。そして、「じゃあ、もっと暖かい服着れば?」というもっともな提案には、「うーん。まぁ、そうなんだけどねぇ」と言って改める気はさらさらなさそうです。

誰が買う?服屋に並ぶ季節外れの服

先ほどの服装の話と関連して。

北海道の服屋さんに並んでいる服は、本州出身の筆者にとってはだいたい季節外れのように感じられます。朝晩の冷え込みが厳しく暖房をつけているのにもう半袖の服が、そして、雪が降るほど寒いのにまだ短くて薄いコートが売られています。

実際、筆者はテーラードジャケットが欲しくて春先にショッピングに行ったのですが、真夏に着るようなシアーシャツやTシャツばかりが売られていて、見つけるのにすごく時間がかかりました。

北海道で暮らすなら、服を買う時期を考えないといけませんね。

とうきび、汽車、JR。ちょっとだけ違う名前

北海道では、本州とは少し違った名前で呼ばれているものがあります。たとえば、とうきび(とうもろこし)・汽車(電車)など。

また、本州で電車というと、外を走るJRと地下を走る地下鉄の両方をさすことが多く、電車での移動手段をいう場合は、「~線で来た」と伝えることが多いです。北海道の場合は、大学まで「~線で来ている」ではなくて、「JRで来ている」もしくは「地下鉄で来ている」と言うことがほとんど。そして、「地下鉄で来ている」と言う場合のみ「何線?」と聞かれることが多いです。

注意していないと聞き逃してしまうほどの小さな違いですが、道民ならではの言葉遣いだと感じます。筆者も無意識のうちにこのような言葉を使っていたときは、道民になれた気がしてうれしくなります。

 

北海道ならではの文化。

みなさん、北海道に来たときには注意して観察してみてください!

【画像】YsPhoto、IYO、STUDIO EST / PIXTA(ピクスタ)