子どもに座ってほしいとき、なんていう?方言だと気づかずに使いがちな北海道弁
電車に乗ったら、子どもはしっかり「おっちゃんこ」しないと危ないですよね。
「おっちゃんこ」は、北海道弁でとある行動を意味します。
きっと文章の流れから、意味が予想できた人もいると思いますが、「もうおっちゃんこできるようになったんだね!」どんな意味だと思いますか?
「おっちゃんこ」とは?日常的にするあの行動
「おっちゃんこ」の意味は、「座る」です。「おっちゃんこ」以外にも「おっちゃん」という場合もあります。
「おっちゃん」というと、標準語の「おじさん」のように聞こえてしまうかもしれませんが、アクセントが違います(「ち」にアクセント)。
つまり、冒頭の「もうおっちゃんこできるようになったんだね!」は、子どもに対して「もう座れるようになったんだね!」といっているという意味になります。
「おっちゃんこ」は北海道以外でも使われている?
実は「おっちゃんこ」は北海道以外に、岩手県でも使われている方言なんだとか。
また、宮城なら「じゃんする」というなどほかにも言い方はたくさんあるよう。地域が違うと、方言もかなり違うことがわかりますね。
北海道弁「おっちゃんこ」の使い方
北海道民たちがどのように「おっちゃんこ」を使うのか、簡単にご紹介します。
可愛らしい響きなので、ぜひマネして使ってみてくださいね!
「おっちゃんこ座りが楽でいいね」
標準語訳)「足を崩して両側に置いて座るのが楽でいいね」
「おっちゃんこ座り」というと、「座り座り」といっているようで少々ややこしいかもしれません。「おっちゃんこ」とは、両側に足を崩して広げ、床にお尻をつけて座る座り方をさすこともあるんです!
「ちゃんとおっちゃんこして待ってなさい!」
標準語訳)「ちゃんと座って待ってなさい!」
北海道では子どもに「おっちゃんこしなさい!」といって座らせるのが珍しくないので、「方言だったの?」と驚いてしまう人も多いかも。
「おっちゃんこ」はとても可愛らしく聞こえる北海道の方言です。ぜひ使ってみてくださいね。
【参考】宮城の方言 / みやぎねっと