北海道の鍋釣岩

奥尻町まるわかり情報【観光・グルメ】

奥尻(おくしり)町は北海道の南西に位置し、本道のせたな町から西の沖合に浮かぶ離島です。隣接する町はなく、奥尻島の全てが奥尻町です。手つかずの大自然が多く残る奥尻町は、水産業と観光業を基幹産業としています。

奥尻町の基本情報

所在地

北海道檜山振興局に属する町です。

面積

142.99km2

人口

2,467人・1,506世帯*

*令和3年4月末現在

由来

・由来はアイヌ語の「イクシュン・シリ」、その後「イク・シリ」と訛ったもの

・「イク」は「向こう」、「シリ」は「島」で、「向こうの島」の意味

引用:ひと目でわかる奥尻町

奥尻町へのアクセス

奥尻町は本道から離れた離島なので、海や空からアクセスします。

<札幌からのアクセス>

札幌市から江差町まで高速道路を走り約4時間20分です。江差町から奥尻町までフェリーで約2時間10分。フェリーに車を載せる場合は予約が必要です。

飛行機は「札幌丘珠空港」から「函館空港」までおよそ40分。「函館空港」から「奥尻空港」まで30分程度です。

<道外からのアクセス>

飛行機を利用する場合は「函館空港」がおすすめです。

JRは「北海道新幹線」で新函館北斗駅へ。新函館北斗駅から江差町まで車で1時間30分程度、路線バスで2時間15分程度です。

奥尻町の気候

奥尻海峡は対馬暖流が北上しており、道内のなかで暖かいほうです。2020年の平均気温は10.9℃。

<夏>

盛夏の最高平均気温は25℃前後で暖かい日が多い地域です。最高気温は30.9℃(2020年)。

<冬>

厳冬でも最低平均気温が-1℃前後と過ごしやすいでしょう。最低気温は-7.5℃(2020年)です。

季節風の影響で風が強い傾向にあります。

奥尻町のグルメ

特産品は海の幸の代表的なウニとアワビです。人気の高い“ウニ丼”は、地元でとれた新鮮なウニをふんだんに使った逸品。

アワビ料理は“アワビの地獄焼き”がおすすめです。ぜいたくに丸ごと網に乗せて焼いたアワビは、食べごたえがあります。

奥尻町の観光

奥尻町には観光のシンボル『鍋釣岩(なべつるいわ)』があります。鍋釣岩はドーナツ型で鍋の取っ手(つる)に見えることからこの名前がつきました。整備された展望台があるほか、夜には美しくライトアップされ幻想的な表情を見せてくれます。

また、球島山(たましまやま)には展望台があり、町の北側をパノラマで一望できます。天気が良い日は松前沖の大島や小島が遠望でき、どこまでも続く水平線に出合えることも。

イベント

・賽の河原まつり(6月)

・室津まつり(7月)

・なべつるまつり(8月)

 

自然と共存する奥尻町はゆったりとした景色に包まれ、落ち着いたひとときを過ごせる町です。

【参考】奥尻町ホームページ 奥尻島観光協会 奥尻島バリアフリー観光マップ 奥尻 年ごとの値 / 気象庁 Google マップ

【画像】cchyou、hungryworks、うげい / PIXTA(ピクスタ)