苫鵡

漢字で書くとわからない!? 一度は聞いたことがある北海道のリゾート地「苫鵡」【難読地名クイズ】

2021.04.23

北海道の地名を見ると、時折思うのです。北海道には読みが難しい、珍しい地名が多い、と。道民なら慣れと実用で一部は分かるかもしれませんが、道外の方には難しいものも少なからずあると思うのです。

そのような土地を紹介していく“難読地名クイズ”。今回紹介するのは”苫鵡”です。何と読むでしょう?

占冠村にある地名「苫鵡」

この地名、占冠(しむかっぷ)村という場所にあります。こちらもこちらで読みが難しいです。前半は”苫小牧”と同じ字が入っていますから、そこから読みを考えられるかも。後半は……何らかの鳥の名前、でしょうか?

さてこの地名、「とまむ」と読みます。由来となったのはアイヌ語の「トマム(Tomam)」で、「湿地」を意味する言葉です。

字や読みは、同じ北海道の苫小牧市や苫前町の“苫”と同じ読みの“とま”、そして動物の鸚鵡(オウム)の“む”を合わせたもの。“苫”という漢字はあまり見かけませんから、やはり道外の方には少し難しかったかもしれません。

「苫鵡」ってこんな場所!

トマムといえば、道内にあるリゾート地の1つ『星野リゾート トマム』があります。

『星野リゾート トマム』では、夏の期間には、自然に囲まれて乗馬体験やカヌーでの川下りなどのアクティビティ、さらに雲の上からの絶景を見ることができるという『雲海テラス』。

冬の期間には雪国の広大な雪原での犬ぞりやスノーモービル・バナナボートなどのアクティビティや、雄大な自然に囲まれたゲレンデでのスキー。

ほかにも多くの季節特有のアクティビティがあります!

トマムと苫鵡

実は、2021年4月現在、占冠村に”苫鵡”と表記する地名はないのです。実際にある地名は”上トマム”、”下トマム”、”中トマム”の3か所のみ。

地名としてはカタカナで“トマム”と書くのが普通です。JRの駅や、高速のIC、学校の名前もこちらの表記。

では、「“苫鵡”という漢字の表記は、もう使われていないのか?」というと、そういうわけではなさそうで。

占冠村にある一部の飲食店や郵便局などでは、“苫鵡”という表記が今も使われているそうです。

 

今回は、北海道の難読地名”苫鵡”について紹介してみました。

興味を持たれた方は、新型コロナウイルスの感染状況等に気をつけて、ぜひ一度訪れてみてください。

【参考】
占冠村公式ホームページ
星野リゾート トマム【公式】 グリーンシーズン
星野リゾート トマム【公式】 ウィンターシーズン
胆振苫鵡簡易郵便局(北海道) -日本郵政グループ
アイヌ語地名リスト(p.89) / アイヌ政策推進局アイヌ政策課
北海道 勇払郡占冠村の郵便番号 -日本郵便

【画像】Enari Kaede / PIXTA(ピクスタ)

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