丸井今井外観

同じだと思ってた!まるいさんこと「丸井今井」と本州の「OIOI」は別物らしい

2021.03.30

あなたは「マルイ」というお店の名前を聞いて、どんなお店を思い浮かべますか? 同じ「マルイ」でも、北海道民かそうではないかでイメージするお店が違うかも!

たくさんの「マルイ」があるとは思いますが、今回はその中でも思い浮かべる方の多い2種類のお店をご紹介します。

道民にはおなじみの百貨店「丸井今井」

まず、多くの北海道民にとって「マルイ」とは『丸井今井』という百貨店を示します。

『丸井今井札幌本店』は『札幌テレビ塔』の隣に立地し、地元民だけでなく観光客の方も多く足を運ぶ百貨店です。

『丸井今井』は、1872年(明治5年)に札幌で呉服店として創業されました。北海道という名前が明治政府によって付けられたのが1869年(明治2年)といわれていますから、札幌でとても古いお店というのがわかります。

まだまだ物流が良くなかった時代から本州との流通経路を開拓し、北海道民に物資の供給を行っていた歴史もあり、今でも道民からは「まるいさん」の愛称で親しまれています。かくいう筆者も百貨店といえば『丸井今井』です。

ですが、道外の方からすれば『丸井今井』? 「マルイ」といったら『マルイ』でしょという人も多いかもしれません。

「マルイ」違い、「OIOI」

北海道外で全国展開している「マルイ」といえば『OIOI』の看板で有名な『マルイ』。

札幌の『丸井今井』はデパート・百貨店ですので、客層はマダムといわれるようなリッチな客層の方々が多い印象です。

それに対して、『OIOI』の『マルイ』はもっと客層が若く、働く女性・OL向けのお店です。カテゴリも百貨店ではなくショッピングセンターとなっています。

同じ「マルイ」という愛称で親しまれながらも全く別のお店なのです。

同じだと思ってビックリ!

筆者も関東圏に住んでいた時期がありました。住み始めたころ、知人に手土産を買っていこうと思ったとき、目の前にあったのが『OIOI』でした。

関東初心者ながら「たしかあれは『マルイ』だったはず。看板は少し違うけれど、中身は同じだろう! 知っているお店で買い物をした方が良い」と思って足を踏み入れました。

しかし、入ってビックリ! デパ地下がない! 知っているお店がない!

キラキラしていてとってもおしゃれでしたが、目的のものはなくそのまま退店。そのときに『丸井今井』と『OIOI』の違いを痛感しました。

 

もしかすると、この記事を読んでいる方の中にも似たような経験をされた方がいるかもしれません。

でも、どちらもとっても素敵なお店なので、違いを知ったうえでぜひお買い物を楽しんでください!

【参考】丸井今井のあゆみマルイグループ沿革

【画像】ミッキー、AKG1811 / PIXTA(ピクスタ)