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「とりあえず妙夢でいい?」って、それどこ?札幌駅の待ち合わせで白い石が選ばれるワケ

2021.03.08

「じゃあ5時に妙夢(みょうむ)でいい?」「オッケー」

初めて聞いただけでは何のことだかさっぱりわからない会話ですが、これは札幌民が待ち合わせをするときの定番文句。『妙夢』という謎ワードは、札幌駅に設置された白いオブジェのことを表します。でもなぜこの広ーい札幌駅の中で、待ち合わせスポットとして『妙夢』が選ばれるのか? その理由を少し考えてみました。

もはや知らない人はいない?有名すぎる「妙夢」

札幌駅の西コンコース中央に、にょきっと姿を現す白いオブジェ。美唄市出身の彫刻家・安田侃さんの代表作である『妙夢』は、札幌駅で定番の待ち合わせスポットです。このエリアでの待ち合わせに『妙夢』が使われる割合は、筆者の体感では9割超え。とくに何も言わなければ自然と『妙夢』で集まるのが札幌市民です。といってもオブジェの目の前に立つのではなく、オブジェ脇の壁の近くでゆったり待つのが地元流らしいですよ。

ほかの待ち合わせスポットはあるの?

『妙夢』の次に思いつくのは東コンコースにある赤いオブジェ『Legs-旅人の残像』。突如現れる巨人の足のような像はインパクト大で、子どもの頃は少し怖かったような記憶があります。そのほか、JR札幌駅の東改札口にあるKiosk横のベンチや、西改札口の目の前にある『イランカラプテ像』なども、札幌駅の定番待ち合わせスポットだそう。みなさん、その後の行き先や会う相手に合わせて使いわけているご様子です。

なぜ「白い石」が選ばれるのか。理由を勝手に考えてみた

とはいえ待ち合わせスポットとしての『妙夢』の人気は圧倒的。なぜ札幌民は『妙夢』に集うのか、理由を少し考えてみました。

1:立地の問題(地下歩行空間や地下鉄南北線さっぽろ駅から近いから)

『妙夢』が設置されている西コンコースは、地下鉄大通り駅から伸びる地下歩行空間や、地下鉄南北線さっぽろ駅と同じ直線上にあります。大通り方面から歩いてくる人や、南北線に乗ってくる人は多く、彼らにとって待ち合わせ相手と一番早く会いやすいのは西コンコースの『妙夢』付近だと考えられます。

2:名前の問題(正式名称が知られているから)

『妙夢』という作品名は多くの人に知られていますが、赤いオブジェの正式名称『Legs-旅人の残像』は、ほとんどの人が知らなかったのではないでしょうか。名前が浸透しているスポットは相手との共通認識が行いやすく、やはり待ち合わせ場所に最適ですね。

3:見た目の問題(落ち着くかつ印象的なデザインだから)

大きすぎないサイズ感、丸みを帯びたシルエット、真ん中に空いた謎の穴。ずっと見ていると落ち着くデザインも、人気の秘密と考えられます。シンプルながら一度見たら心に残るデザインなので、札幌に慣れていない人にもわかりやすいですね。

4:心理的な問題(みんながここにしているから)

ここまでさまざまな理由を考えてみましたが、結局多くの人が『妙夢』を選ぶ大半の理由は、そこが札幌民にとっての定番だから。「あそこに行っておけば間違いない」といった安心感が、『妙夢』にはあるのだと思います。

 

このように圧倒的な人気を誇る白いオブジェですが、人が多すぎて逆に待ち合わせ相手が見つからないのは困りもの。次の待ち合わせは『妙夢』ではなく、別の場所でしてみても新鮮で良いかもしれません。札幌駅内でどこかわかりやすい待ち合わせスポットを見つけたら、ぜひ教えてくださいね!

【参考】ようこそさっぽろ 北海道札幌市観光案内
※訂正(2021/03/09)…名称について誤りがありました。記事内容を修正・変更いたしました。

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