コーヒーとパンケーキ

森彦のホットケーキ専門店「ひらがなのもりひこ」で全く新しいもっちもち和スイーツを

2021.01.21

札幌ではお馴染みの「森彦」。あの美味しい珈琲が飲める「森彦」がホットケーキ専門店を2020年10月25日(日)札幌ル・トロワ地下2階にオープンしました。店名は「ひらがなのもりひこ」。

「ホットケーキがモッチモチ」「店内が洗練されている」「サイフォンで入れる珈琲が美味しい」など注目を集めており、2020年10月にオープンしてから今もなお店頭には待ち列ができる人気店となっています。

すでにインスタグラムでは、“#ひらがなのもりひこ”とハッシュタグの付いた投稿が500件以上もあって驚きました(2021年1月17日現在)。今回は、そんな「ひらがなのもりひこ」の魅力に迫っていきます。

既成概念を外して生み出された温故知新のホットケーキ

筆者は『うすもち』というメニューを注文しました。こちらのメニューはホットケーキが3枚に加え、トッピングを10種類の中から5種類選ぶことができます。お口直しの漬物も付いてくるのがとても嬉しいですよ。ちなみに明治時代においては“ホットケーキ”のことを“うすもち”と呼んでいたんだとか。

さっそく実食。

食べようとした瞬間に、とても上品で香ばしい香りが充満。食感はもちもちしているだけではなく、ものすごくしっとりとしていて、上品な甘さが特徴的でした。

何もつけずに平らげることもできてしまうほどの美味しさですが、単体で食べると穏やかな甘さなので、トッピングとのマリアージュが最高。まさに、懐の深いホットケーキ。

筆者が選んだトッピングは「白あんラムレーズン」「発酵バター」「北海道ゆであずき」「謹製ホイップ」「マスカルポーネ」。とくに「白あんラムレーズン」は“ラム”と“白あん”の相性の良さに驚かされました。

余談ですが、焼印の「も」がとても可愛いですね。

サイフォンで楽しめる森彦の珈琲

「ひらがなのもりひこ」ではサイフォンで淹れる珈琲を飲むことができます。

筆者はサイフォンで淹れた珈琲を飲んだのは今回が初めてでした。深煎りの珈琲をいただきましたが、香りは高いのに苦味が少ないのが特徴でした。ホットケーキとの相性はバッチリでしたよ。

サイフォンの仕組み

“サイフォン”とはギリシア語で「チューブ」「管」という意味だそう。隙間のない管を利用して液体をある地点から、目的地まで高い地点を通って導くメカニズムを「サイフォンの原理」というんだとか。

フラスコ内の水が熱源により沸騰すると、蒸気が発生し、これによりフラスコ内部には蒸気圧による加圧が発生して、お湯が上部(ロート側)へ移動。 熱源を止めると蒸気がなくなり、フラスコ内が真空状態に。そしてフラスコ側へ吸引が発生。この時布フィルターとろ過器によりコーヒーと粉は分離され、コーヒーのみがフラスコ内部に移動するという仕組みです。

科学的でもありながら神秘的な抽出方法ですね。

そんな、サイフォンで淹れる珈琲は見た目の美しさも魅力的ですが、「ひらがなのもりひこ」ではなんと約2杯分飲める量*1がサイフォンの容器に。とってもおトクですね。

 

店内は、どこをみても丸みのある雰囲気で、街中にあるのを忘れてしまうほどに落ち着くことができます。

“ふんわり”と落ち着く店内で“うすもち”を食べてみて。店を出てすぐ横にはテイクアウト用のメニューもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

<店舗詳細>

■店舗名:ひらがなのもりひこ
■住所:北海道札幌市中央区大通西1丁目13 ル・トロワB2F
■TEL:011-205-7055
■定休日:ル・トロワの営業日に準ずる(詳しくは、店舗にお問い合わせください)
■アクセス:地下鉄東豊線大通駅24番出口直結(B2Fエントランス)
■HP:https://www.morihico.com/mh/

【参考】
香り高いコーヒーはサイフォンで楽しむ / キーコーヒー
*1 ひらがなのもりひこ HP