おにぎりあたためますか?あたためると「おいしさがアップする」コンビニおにぎり3選
「おにぎりあたためますか?」
北海道にお住まいの方なら、ほとんどの方が聞かれたことありますよね? 実はこのセリフ、北海道に特有のことではなく寒い地域を中心に、各地に存在するようです。
この慣習自体は広く知られているように感じますが、実際に試したことのある人は限られるはず。かくいう筆者もこれまでの人生、コンビニでおにぎりをあたためてもらうことをしてきませんでした(今振り返ると不思議ですが……)。
今回は、どのおにぎりがあたためるとよりおいしく感じられるのか、実際に食べてみました!
東京でもあたためてもらえた!
まず、今回選ぶにあたって決めたことをお伝えします。
・定番商品であること(特定のコンビニでしか売っていない具材は避ける)
・元から「あたためるとよりおいしい!」という表示のあるものは選ばない
・明らかにあたためない方がよさそうなものは避ける(なま物系です)
・店であたためてもらう(家であたためると自分好みに調節してしまう可能性が……)
以上4点を守って選びました。
実はこの中で1つ懸念していたことがあります。それは、店であたためてもらうことです。何せ筆者が今住むのは東京。こちらから店員さんに「あたためてもらえますか?」といわなくてはなりません。果たして何の表示もないおにぎりをあたためてくれるのか!
……筆者の心配は杞憂に終わりました。それどころか、一切驚かれることなくおにぎり3つをそれぞれ15秒ずつしっかりあたためてくれました! 東京の北海道出身の皆さん、朗報です!
無事にあたためてもらったおにぎりを頬張っていきます。
絶対に期待を裏切らないエース「紅鮭」
さあ、先陣を切ったのは抜群の存在感を放ち続ける紅鮭です。フィルムをはがして、一口頬張る。もう、その瞬間コンビニのおにぎりはあたためるべきと悟りました。今までの人生は何だったのでしょう……。
やはり、あたたかいご飯に紅鮭の塩味がマッチします。鮭の味に関しては舌が肥えているという自負のある筆者ですが、あたためた方がおいしく感じられます。海苔に関しても後半はしんなりしてきましたが、最初はまだパリッとしているので心配無用。
これは当然の結果といえば当然の結果ですね! さすが、紅鮭です。
平成の時代に確固たる市民権を獲得した絶対王者「ツナマヨ」
次に頬張ったのはツナマヨ。誰もが認める人気ナンバーワン具材です。実は食べる前、少しだけ心配していました。というのも、生臭さが出てこないだろうかと思ったのです。
しかし、こちらも筆者の杞憂に終わりました。なんら臭みは感じられず、ツナマヨとあたたかいご飯が絡み合う感じが普段はあまり感じないこともあり、新鮮で良かったです。ツナマヨもあたためて食べることをおすすめします!
次代のエース候補「焼きサバ」
最後はサバ。数年前からサバ缶ブームが取り沙汰されていますが、その勢いは止まる気配がないようで……。コンビニの店頭に並び出したのも近年になってからだと筆者は認識しています。
サバといえば、油分が多いのが印象的。今回筆者が選んだのは焼きサバだったので、すでに余分な油分はなくなっていたかもしれませんが、こうした脂が多いものはあたためた方がおいしいに決まっている! そう決め込んで手に取ったのでした。……その決め込みは間違ってはいませんでした! やはり、油分がごはんと混ざることでよりおいしく感じられるようです。シャケに負けず劣らず塩味が効いていて、おいしく食べられました。
1つだけ注意です! ツナマヨにもいえるかもしれませんが、せっかくあたためても冷めてしまうと生臭さが出てくる可能性があるので、早めに召し上がってくださいね。
まだまだ寒い季節が続く日本列島。おにぎり、あたためませんか?
【画像】AHMAD FAIZAL YAHYA、Larry Zhou、Ploy Makkason / Shutterstock.com、和尚 / PIXTA(ピクスタ)