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アイヌモシリ

上映会開催!伊達市出身監督がアイヌのリアルを描いた映画「アイヌモシリ」

2020年10月17日(土)に東京で上映が開始され、11月14日(土)から札幌、その後順次公開される、映画『アイヌモシリ』。北海道伊達市出身の福永壮志氏による監督・脚本作品です。

北海道の中で一足先に、監督の出身地である伊達市では、11月1日(日)に「だて歴史の杜カルチャーセンター」にて『アイヌモシリ』完成披露上映会が実施されます。

現代のアイヌ民族のリアルを描いた、ある少年の物語

本作品は、阿寒湖のアイヌコタンで暮らす少年の成長を通して、現代のアイヌ民族のリアルな姿を瑞々しく映し出した物語です。主役となるカントを務めたのは、アイヌの血を引く下倉幹人。そのほか、主要キャストもアイヌの人々が務め、現代のアイヌ民族のリアルさが引き立っています。

<あらすじ>

14歳のカントは、アイヌ民芸品店を営む母親のエミと北海道阿寒湖畔のアイヌコタンで暮らしていた。アイヌ文化に触れながら育ってきたカントだったが、一年前の父親の死をきっかけにアイヌの活動に参加しなくなる。アイヌ文化と距離を置く一方で、カントは友人達と始めたバンドの練習に没頭し、翌年の中学校卒業後は高校進学のため故郷を離れることを予定していた。
亡き父親の友人で、アイヌコタンの中心的存在であるデボは、カントを自給自足のキャンプに連れて行き、自然の中で育まれたアイヌの精神や文化について教え込もうとする。
少しずつ理解を示すカントを見て喜ぶデボは、密かに育てていた子熊の世話をカントに任せる。世話をするうちに子熊への愛着を深めていくカント。しかし、デボは長年行われていない熊送りの儀式、イオマンテの復活のために子熊を飼育していた。

北海道出身の三浦透子や、リリー・フランキーら実力派がゲスト出演し、見ごたえのある作品です。

伊達市出身!今世界から大注目の福永壮志監督

脚本・監督を務めた福永壮志氏は、長編デビュー作『リベリアの白い血』で、ニューヨークに渡るアフリカの移民の苦悩を描き、国内外で高く評価された新鋭監督。

5年かけて作り上げたという2作目『アイヌモシリ』は、ニューヨーク・トライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ・コンペティション部門にて長編日本映画史上初の審査員特別賞を受賞。審査員である映画監督のダニー・ボイルや俳優のウィリアム・ハートらに絶賛されているんだとか。

<プロフィール>

北海道出身。2003 年に渡米、映像制作を学ぶ。ニューヨークを拠点に活動後、2019年に東京に拠点を移す。初⻑編映画『リベリアの白い血』(原題:Out of My Hand)は、2015年にベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品され、ロサンゼルス映画祭メインコンペティション部門で最優秀作品賞を受賞、サンディエゴ・アジアン・アメリカン映画祭で新人監督賞を受賞する。その後同作は、映画監督のエイヴァ・デュヴァーネイによる配給会社 ARRAY からアメリカで劇場公開され、2016 年にインディペンデント・スピリットアワードのジョン・カサヴェテス賞にノミネートする。日本では 2017 年に劇場公開。⻑編映画二作目となる本作は、カンヌ国際映画祭主催のシネフォンダシオン・レジデンス、NHKサンダンス脚本ワークショップ、イスラエルのサム・スピーゲル国際フィルムラボに選出された。アメリカのThe Gersh Agencyと、イギリスの42 Management and Productionに監督/脚本家として所属。

 

アイヌへの注目が集まる中、公開された本作。上映会では福永壮志監督と主演を務めた下倉幹人氏によるトークも予定されています。

伊達市近郊にお住まいの方はぜひ足を運んでみては?

<上映会概要>

■日時:2020年11月1日(日)
■場所:北海道伊達市 だて歴史の杜カルチャーセンター
■スケジュール:15:15 開場/16:00 開演/17:55 監督・主演者トーク
■料金:1,000円 (高校生以下500円)
■申し込み:予約サイト・だて歴史の杜カルチャーセンター窓口・FAXまたはメール添付(こちらを印刷して利用ください)

<運営者情報>

■主催:NPO法人 伊達メセナ協会
■共催:伊達市、伊達市教育委員会
■協力:Date GT
■お問合せ : NPO法人 伊達メセナ協会
■メールainumosir@dategt.info
■TEL:0142-22-1515
■FAX:0142-22-1155

【参考】
映画『AINU MOSIR』公式サイト
映画『アイヌモシリ』完成披露上映会

【画像提供】NPO法人 伊達メセナ協会

※タイトル『アイヌモシリ』の“リ”は小文字が正式表記