立ってしいたけに出汁をかける2代目90歳の女将

釧路・知床を満喫!北海道東部で楽しむ観光・グルメ・温泉・絶景4選

2026.10.16

福岡から北海道へ移住して約2年半。北海道に暮らすようになってから、いつか訪れたいと思っていた釧路・知床へ、念願の旅に出かけました。今回は高速バスを利用して、北海道東部の雄大な自然や絶景、ご当地グルメ、温泉を満喫! 実際に訪れて感じたおすすめスポットを4つご紹介します。

釧路の炉端焼き発祥店「炉ばた」90歳の焼き手が焼き上げる絶品炭火料理

きんきほっけを焼く90歳の2代目女将
画像:北海道Likers

釧路駅から徒歩約15分。かもめの鳴き声を聞きながら歩いていると、提灯が並ぶ昭和レトロな街並みが広がります。その一角にあるのが、1951年創業、釧路名物『炉端焼き』発祥の店として知られる『炉ばた』です。

数年前、隣接店の火災で店舗がほぼ全壊しましたが、4代目女将の中島さんがクラウドファンディングを立ち上げ、営業を再開。店の中央では、御年90歳の焼き手2代目・静子さんが、熟練の炭焼き技術で新鮮な魚介や野菜を焼き上げています。

炉をコの字に囲むカウンター席と女将
画像:北海道Likers

炉をコの字に囲むカウンター席では、目の前で食材にじっくり火が入っていくライブ感も魅力です。

今回は、半身のほっけ、しいたけ、じゃがバター、ほたて、ピーマンを注文。

焼きたてのほっけ
画像:北海道Likers

炭火で焼いたほっけは、余分な脂が落ち、身はふっくら。皮目はパリッと香ばしく、旨味が凝縮されています。

焼きたての酒蒸しして出汁がかかったしいたけ
画像:北海道Likers

しいたけは酒蒸ししてから出汁をかけて仕上げており、肉厚な傘からじゅわっと広がる旨味と炭火の香りがたまりません。

焼きたてのじゃがバターを箸でつまむ
画像:北海道Likers

じゃがバターはホクホクのじゃがいもに濃厚なバターが絡み、北海道の大地を感じるような甘みとコクがあります。

次に何を食べるか迷っていると、隣席から「こちらがオスで、こちらがメスです」という説明が聞こえてきました。

シシャモいかほたてを焼く90歳2代目女将
画像:北海道Likers

目の前で焼かれているシシャモに心が揺れます。「オスとメス、両方食べられるのか!」しかし、大好物のほたても気になる……。魚が続くから貝にするか、シシャモか、ほたてか、ほたてか、シシャモか!? 迷いに迷った末、今回はほたてを選択しました。

焼きたてのほたて
画像:北海道Likers

店特製の出汁がかかったほたては、しっとり柔らかく、噛むほどに濃厚な甘みが広がります。

塩醤油なし、かつお節かかるピーマン
画像:北海道Likers

最後のピーマンは、塩も醤油も使わず、かつお節だけ。ピーマンの水分を吸ったかつお節が極上の出汁となり、素材の旨味を引き立てる一品でした。

4代目女将の中島さんとスタッフの皆さんのキビキビとした仕事ぶりも心地よく、釧路で本場の炉端焼きを楽しむなら、ぜひ訪れたい一軒です。次に訪れた際は、ぜひシシャモも味わってみたいと思います。

炉ばた外観
画像:北海道Likers

【詳細情報】
炉ばた
住所:北海道釧路市栄町3-1
電話番号:0154-22-6636
営業時間:17:00~23:00
定休日:日曜日

ウトロ温泉「美人の湯」を満喫!知床の絶景露天風呂とバレルサウナを体験

女性露天風呂とバレルサウナ
画像:ホテル知床

知床・ウトロ温泉には、海と山々を一望しながら楽しめる源泉かけ流しの温泉があります。今回は『ひがし北海道一の露天風呂』とも呼ばれる『ホテル知床』へ。温泉や話題の『バレルサウナ』、北海道の味覚を堪能してきました。

女性大浴場
画像:ホテル知床

まずは広々とした大浴場へ。男女各1箇所の内湯は循環ろ過式(冷却加水)で、浴槽内は温度によって仕切られています。一角にある『オハウシケの湯』は、半身浴や足湯にもぴったりです。

男性露天風呂とバレルサウナ
画像:ホテル知床

大浴場に隣接する露天風呂は、男女各1箇所の源泉掛け流し(冷却加水)。扉を開けると、ピンク色の花を咲かせる『ランドスケープペチュニア“さくらさくら”』が出迎えてくれます。広々とした湯船に浸かり、夜空の星を眺めていると、心も身体もふわっとほどけていくよう。まさに癒やしのひとときです。

女性バレルサウナと水風呂
画像:ホテル知床

内湯側にドライサウナが男女各1箇所(各定員4名)あり、気になっていたのが、2025年に新設された『バレルサウナ』(露天側)。男女各1箇所(各定員4名)のセルフロウリュ式で、樽のような円筒形の木製サウナです。

女性バレルサウナ内部
画像:ホテル知床

石に水をかけると一気に蒸気が広がり、丸い空間全体に熱が伝わって、汗が一気に噴き出します。サウナ初心者の筆者も、水風呂と外気浴を楽しみ、心地よく“ととのう”体験ができました。

翌朝5時半過ぎには、早朝の露天風呂へ。森に囲まれた静かな湯船は、夜の星空とはまた違う趣で、澄んだ空気に身も心も洗われるようです。

ラウンジ茜の外庭からの夕焼け絶景
画像:北海道Likers

さらに、オホーツク海に沈む夕日を望む『ラウンジ茜』からの夕焼けにも感動。

豪華な知床バイキング
画像:ホテル知床

夕食・朝食の知床の味覚を存分に味わえるバイキングでは、海の幸や山の幸など北海道の味覚がずらり。夕食には約50種類の料理が並び、温泉から食事まで、知床の魅力を存分に満喫できました。

ホテル知床ロビーの熊彫刻
画像:北海道Likers

【詳細情報】
ホテル知床
住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ香川37番地
電話番号:0152-24-2131
〇日帰り入浴
2026年度営業期間:2026年4月25日(土)~10月30日(金)まで
※宿泊のお客様で混雑している日は日帰り入浴の営業時間の短縮又は受け入れを中止する場合あり。
※2027年は4月25日(日)チェックインより営業開始です。

【日帰り入浴営業時間】
◎15:00〜20:00最終受付(20:30までに退館)

【日帰り入浴料】
◎大人 1,100円(税込)
◎小学生以下 550円(税込)
※タオル類は含まれていません。
※料金は2026年現在の料金。2027年料金は未定です。2027年4月以降にお問い合わせ下さい。

【バスタオル・タオルレンタル料】
◎(大人・小人)220円(税込)

世界自然遺産・知床五湖を散策!高架木道から望む絶景と野生の鹿

知床五湖の一湖
画像:北海道Likers

2005年7月、世界自然遺産に登録された知床。遠音別岳から知床岬にかけての原生的な自然環境を有する陸域と、流氷が流れ着き、豊かな海洋生態系を育む海域からなる、貴重な自然の宝庫です。

そんな知床半島を貫く知床連山のふもと、原生林に囲まれて静かにたたずむ幻想的な五つの湖が『知床五湖』です。湖面に映る樹林や知床連山は、まるで原始の楽園を思わせる美しさ。多くの植物や野生動物との出会いも、知床五湖散策の魅力です。

高架木道
画像:北海道Likers

『知床五湖』には、『高架木道』と『地上遊歩道』の2つの散策方法があります。今回は、気軽に楽しめる『高架木道』を歩いてみました。

全長約800mの『高架木道』は、一湖の湖畔まで往復でき、知床五湖の雄大な自然を手軽に体験できます。バリアフリー設計で、車いすやベビーカーでも利用可能。

張り巡らされた電気柵
画像:北海道Likers

高さ3~5mの高床式で、周囲には電気柵が設置されているため、ヒグマが木道に上がってくることはないそうです。

草むらに現れた鹿
画像:北海道Likers

歩いていると、突然、目の前の草むらに鹿が現れました! この時期の鹿は少しオレンジがかった色合いで、その姿に思わずうっとり。鹿も木道に慣れているのか、逃げることもなく、繁みの中でゆったりとくつろいでいました。

空が写る一湖
画像:北海道Likers

しばらく歩くと、一湖が見えてきます。湖面には水色の空が映り込み、キラキラと美しく輝いていました。

知床連山
画像:北海道Likers

一湖を折り返し、帰り道には知床連山を望む展望台へ。雲に覆われた山々を眺めながら大きく深呼吸すると、澄んだ空気が身体いっぱいに広がります。

次回は、二湖から五湖までを巡る『地上遊歩道』を歩き、さらに深く知床の自然を感じてみたいと思います。

知床五湖説明図
画像:北海道Likers

【詳細情報】
知床五湖
住所:北海道斜里郡斜里町遠音別村 字岩宇別549番地
電話番号:0152-24-3323(知床五湖フィールドハウス)
利用期間:4月下旬~11月上旬
〇高架木道:往復約1.6km 約40分 無料
〇地上遊歩道:大ループ全周約3.0km 小ループ全周約1.6km
※地上遊歩道は、現地で実施するレクチャーを受けた方のみ散策可能。
※料金:大人450円、小人(0歳-11歳)200円

オシンコシンの滝でマイナスイオンを浴びる!知床八景の迫力ある名瀑

画像:北海道Likers

北海道斜里町のウトロエリア、国道334号線沿いにある『オシンコシンの滝』。『知床八景』のひとつであり、『日本の滝100選』にも選ばれている、知床を代表する観光スポットです。

途中から流れが二つに分かれ、『双美の滝』とも呼ばれている。
画像:北海道Likers

駐車場からすぐの階段を上っていくと、目の前に現れるのが落差約30mの迫力ある滝。途中から流れが二つに分かれていることから、『双美の滝』とも呼ばれています。

オシンコシンの滝の間近で水しぶきを浴びる
画像:北海道Likers

滝の中ほどまで階段で上がることができ、間近で見る二筋の滝は迫力満点! 勢いよく流れ落ちる水しぶきが心地よく、たっぷりのマイナスイオンを浴びながら、ひんやりとした涼しさを感じることができました。

展望台からオホーツク海が見える
画像:北海道Likers

さらに、滝の上にある展望台からは、雄大なオホーツク海を眺めることもできます。滝の迫力と海の絶景を一度に楽しめるのも、『オシンコシンの滝』ならではの魅力です。

冬で滝が凍ったオシンコシンの滝
画像:知床斜里町観光協会

秋には周囲の木々が色づき、冬には滝が凍りついて幻想的な氷の世界が広がるそう。季節によってまったく違う表情を見せてくれる『オシンコシンの滝』。知床を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみたいスポットです。

【詳細情報】
オシンコシンの滝
住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ西
電話番号:0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
利用期間:通年

北海道Likersライターのひとこと

釧路の炉端焼き発祥店『炉ばた』、絶景の露天風呂が魅力の『ホテル知床』、世界自然遺産『知床五湖』の散策、マイナスイオンをたっぷり浴びた『オシンコシンの滝』。どこも心に残る素敵な場所ばかりで、季節を変えて何度でも訪れたくなりました。皆さんもぜひ、釧路と知床の魅力を体験してみてくださいね!