リンゴの木

ずっしり密度の高いパンに地元ライターも虜!「自家製天然酵母」にこだわった実直なベーカリー

「パン工房 りんごの木(以下、りんごの木)」は、札幌市は平岸街道近くの中道にあるベーカリーです。店先の黒板には「自家製天然酵母のパンがおすすめ」と書かれており、実直にパンを作っていることが伝わってきます。

香ばしさに誘われて店のドアを開きました。

りんごの街と呼ばれていた札幌市豊平区に実った「りんごの木」

かつて豊平区平岸周辺(当時は平岸村)は、りんごの栽培が盛んでした。明治14年に最初のりんごが実り『平岸りんご』と名付けられて海外にも輸出されていたそう。現在は都市化によってりんご園は失われましたが、記念碑や環状通りの中央分離帯に植えられたりんごの木が、当時の面影をしのばせています。

「りんごの木」は、パン職人として腕を磨いてきた飯塚英雄さんが、満を持して平成12年にオープンしました。

場所は平岸街道から平岸交番方面をまっすぐ歩いたその先で、古本屋さんに隣接しています。初めて訪れた方は「こんなところにパン屋さんがあったなんて!」と驚くことでしょう。

パン作りは英雄さん、接客とサンドイッチ作りは妻の明子さんが担当しています。

ローカル放送局の街ブラ番組で、人気お笑いコンビ『タカアンドトシ』のタカさんとボビー・オロゴンさんも訪れました。

店内はギャラリーにもなっており、切り絵作家として活動する娘さんの作品を展示。オリジナルのシールやバッジなども販売されています。

毎日でも食べたい5種類をピックアップ

店内にはさまざまな種類のパンが並んでいます。すべて英雄さんが一人で作られており、片時も工房を離れることはありません。今回はおすすめの5つをピックアップしました。

生地の密度が高く食べ応え十分「田舎ぱん」

「りんごの木」のパンは、自家製ぶどう天然酵母を使用し、天然湧水や国産塩、北海道産の小麦などを贅沢に使用しています。『田舎ぱん』は生地の密度が高く、ずっしりとした手応え。とても食べ応えがあります。

お店の代名詞的存在「りんごパイ」

「りんごの木」に来たらこれ!という人気商品です。りんごがたっぷりでシナモンがアクセントになっています。サクサクとした食感と、甘みや酸味のコントラストが最高。おやつタイムにコーヒーや紅茶と一緒にどうぞ。

「ジャーマンポテト」でブレックファーストorランチ

ソフトボールよりも少し大きなまんまるのなかに、ポテトサラダが詰まっています。「朝食やランチは、これひとつあればOK」と思うほどのボリューム。サラダとベーコンエッグと一緒にいただきました。

リラックスタイムに彩を添える「チキンカツサンド」&「スパイシーポテト」

惣菜パンはビールやワインとの相性がバッチリ。ビールのつまみに『チキンカツサンド』と『スパイシーポテト』を合わせました。いずれも夜のリラックスタイムが楽しくなるおいしさ。贅沢な大人の時間を過ごしました。

 

「りんごの木」は、数年前に取材させていただき、それ以来大好きなお店のひとつになりました。メインストリートから離れた場所にあるので、たくさんの方々にお店を紹介できたことを嬉しく思います。

レギュラー商品のほかに、たまにお目見えするパンもあります。13時ごろが一番品数豊富になりますが、少ないロットで作っているので、買いたいパンがある場合は前日に予約してください。

<店舗情報>
■パン工房 りんごの木
■住所:北海道札幌市豊平区平岸3条7丁目2-3
■電話番号:011-841-6535
⇒営業時間など詳細はこちら

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