マグロ

みずみずしいネタが輝いてる…!「北海道で初めて回転寿司を始めた老舗店」のこだわり

ランチタイム・飲み会前後にサクッと・お土産に持ち帰り寿司など、さまざまな場面で利用できる老舗店「あじこう」は、リーズナブルな価格でお寿司を提供する札幌の人気店です。

自慢の5皿を味わいました。

⇒【連載「北の回転寿司探検隊」の記事を見る】

北海道初の回転寿司店「あじこう」

「あじこう」は、昭和45年に“北海道初の回転寿司”として、すすきのにオープンしました。「とりあえず吾平」や「焼肉屋さかい」など、43業種ものブランドを展開する「株式会社焼肉坂井ホールディングス」が運営しており、「平禄寿司」の系列店です。

同店があるのは、地下鉄南北線・すすきの駅3番出口から徒歩1分とアクセスが良く、さまざまな飲食店が集まっているNo1グリーンビルの1階。

カウンターオンリーで、席はコの字型に並んでいます。最近は寿司がレーンに回っていなかったり、タッチパネルで注文したりする店舗が増えてきましたが、「あじこう」はレーンに寿司が回り、スタッフに直接注文する昔ながらのスタイルです。

老舗らしい素材のこだわり

系列店である「平禄寿司」同様、原材料にはこだわりが。シャリは国産米を使用し、味と適度にほぐれる食感を両立させています。合せ酢は米酢と粕酢に、北海道産こんぶを加えたオリジナル。運営会社本部が仙台にあるため、宮城県産の醤油と味噌を使っています。

一口飲めばお茶の違いにも気づきます。お茶は京都府麩屋町にある「お茶のおふく園」謹製のものを使用。食後の後味をスッキリさせてくれます。

すすきのという立地から、相当な金額を覚悟していましたが、メニューを見てびっくり。100円台の皿が半数以上を占めており、最高でも500円台とリーズナブルな価格設定です。スイーツや揚げ物などのサイドメニューが一切ないのも、“寿司一本勝負”という感じで好感が持てます。

エリアマネージャーおすすめの5皿

エリアマネージャーの金子学さんは、ときどきヘルプで厨房に入ることもあるそうです。「お客様が食事をしている姿を間近で見ることができるのが嬉しい」という金子さんに、おすすめのお寿司を選んでもらいました。

みずみずしさがたまらない「北海道産の生だこ」

北海道は、たこの水揚が日本一。なかでもみずだこは道内の水揚の70%を占めています。「あじこう」の生だこは鮮度が良く、みずみずしさがたまりません。生姜との相性もばっちり。噛みしめるほどに甘みと清涼感が広がります。吸盤のコリコリ感も最高です。

「冬のブリ」は脂乗りが違う!

ブリは成長によってモジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと呼び名を変える出世魚。師走ごろから旬を迎えるため、魚と師を合わせて“鰤”となったといわれています。その名の通り冬のブリは脂をたっぷりため込み、トロトロでパンチが効いた味。舌の上でとろけました。

宮城県が誇る最高ブランド「みやぎサーモン」

寿司ネタのサーモンはノルウェーなどから輸入される養殖魚が有名ですが、「あじこう」では、高品質・高鮮度な生食用サケ『みやぎサーモン』を提供。水揚の際に“活け締め・神経締め”と呼ばれる鮮度維持のための処理を施して鮮度を維持しています。あっさりした中に適度な脂が乗り、とてもみずみずしいおいしさ。何貫でも食べられそうです。

上品なおいしさが魅力「ビンチョウ大トロ」

ビンチョウマグロは、正面から見た際に目立つ長い胸鰭(むなびれ)を鬢(びん=もみあげ)に見立てて、“ビンチョウ・ビンナガ”と呼ばれています。「あじこう」では、ビンチョウマグロのとびきりおいしい部位を『大トロ』として提供しています。白に近いピンク色で脂乗りも良く上品な味わい。他店では味わえないおいしさです。

すでに宝石の粋「いくら」

ルビーのような輝きを放ついくらで最後を締めます。口の中で海苔の香りと弾けるいくらがひとつになり、至福のときを連れてきました。

ちなみにいくらはロシア語で魚卵全般を指し、サケの魚卵は“イクラ・クラスナヤ(赤い魚卵)”といいます。キャビアは“イクラ・チョールナヤ(黒い魚卵)”と呼ぶそうです。

昼間から深夜まで営業

平日も休日も昼から深夜まで営業している「あじこう」は、ランチタイムや飲み会の前後、テイクアウトなど、さまざまなシチュエーションに対応しています。日本酒やビールなどのお酒も提供しているので、ここで完結してもOK。

 

ノスタルジックな回転寿司店でおいしいお寿司を味わってください。

<店舗情報>
■あじこう
■住所:北海道札幌市中央区南4条西3丁目 No1グリーンビル1階
⇒営業時間など詳細はこちら

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