【2/13】伝統の明け3歳牝馬限定重賞「黒ユリ賞」注目馬は?【井上オークスのばんえい重賞予想】
こんにちは。若馬に夢中な井上オークスです。先日行われた明け3歳牡馬限定重賞「翔雲賞」は、キングフェスタが第2障害をクリアするや猛然と脚を伸ばし、前を行くヘッチャラを抜き去って快勝しました。
鈴木恵介騎手の「キングフェスタは障害を降りてから歩いてくれる馬」という言葉通り、650kgのソリも、パワーを要する重い馬場もモノともせずに、力強く歩を進めました。これで通算16戦9勝、「ナナカマド賞」に続く重賞2勝目です。世代トップの実力を示したキングフェスタ。3月19日(土)の大一番「イレネー記念」が楽しみです。
筆者の予想は、及第点と言わせてください~。とはいえ馬券はヘッチャラを1着付けにした馬券が本線だったので、微々たるプラス……。今度はしっかり儲けたい!
そんなこんなで、今回は2月13日(日)に帯広競馬場で行われる「黒ユリ賞」を展望します。
経験も馬格も◎。ニシキマリンに注目!
「黒ユリ賞」は、明け3歳牝馬が640kgのソリを運ぶ重賞です。1975年に創設された伝統あるレースで、過去の優勝馬には名牝がずらり。昨年はイオンが1番人気に応えて圧勝、1番人気→2番人気→10番人気の順で決着し、3連単の配当は12,810円でした。3連単は5年連続で、万馬券決着。特筆すべきは2017年の「黒ユリ賞」で、9番人気のキタノミサキが勝利し、3連単の配当はなんと2,136,910円! ばんえい競馬はフルゲート10頭なのに、200万馬券が飛び出すこともあるのですね。さあ、今年の「黒ユリ賞」はどうなる?
⇒出走馬を確認する(出走馬が確定するのはレース2日前の正午)
19戦4勝のピュアリーナナセは、昨年8月に牝馬限定特別「白菊賞」を快勝しています。前走は牡馬の強豪を相手に僅差の2着でした。第2障害を下りてからの歩きが素晴らしい馬です。
19戦5勝のサツキヤッテマレは、昨年9月に牝馬限定特別「いちい賞」を勝利。雪や雨が降って馬場が軽くなれば、障害をぐいぐい登って、そのまま押し切りそうな予感がします。
筆者の注目馬は、20戦3勝のニシキマリンです。ニシキマリンは産地別の予選レース(釧路産駒特別)を見事に勝ち抜いて、ばんえい甲子園の決勝戦「ヤングチャンピオンシップ」に出走。結果は10頭立ての6着だったものの、580kgのソリを曳いてゴールまで真面目に歩き抜きました。初重量となる640kgを曳く「黒ユリ賞」にも期待が高まります。1トンを優に超える馬体も推しポイントです。
安定感のあるホクセイサクランボ、前走快勝のスーパードリームなど、魅力的な馬がいっぱい。馬券は高配当を期待して、ニシキマリンから手広く買ってみようとたくらんでいます。
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「黒ユリ賞」は2月13日(日)の帯広11レース、18:25発走予定です。
※2022年2月10日時点の登録馬をもとに原稿を作成しています
※昨年の優勝馬の画像(画像提供:ばんえい十勝)
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