【はまなす賞】3歳vs.4歳の世代対決戦。注目馬は?【津田麻莉奈のばんえい重賞予想】
こんにちは! 楽天競馬“ポッ”イントもらっちゃおう娘『ポッ娘』の津田麻莉奈です。
前回は、真夏のグランプリレース、ばんえいグランプリを展望しました。注目を集めたのは、ファン投票1位、レースでも一番人気に支持された5歳馬メムロボブサップ。3歳、4歳でそれぞれ三冠を達成し、ばんえい競馬史上初の6冠馬となった実績からも上位と見られていました。
私が本命馬としたのは、ファン投票では2位の9歳馬センゴクエース。直近2レース連続でメムロボブサップに勝っている点に注目しました。
前回の振り返り:着実な成長を印象づけたレース
馬場水分1.0%という、比較的乾いた力のいる馬場状態でレースが行われました。第2障害までは各馬少しずつ刻みながら歩を進めます。第2障害を先頭で降りたのは、メムロボブサップ。障害を降りてからは一度も歩みを止めることなく、後続馬に影も踏ませないほどを大きくリードを保っての快勝でファンの期待に応えました。
私が注目したセンゴクエースは、第2障害を4番手で降りてから自慢の末脚*で一歩一歩前との差を縮め、ゴール前でさらにしぶとく伸びて2着でした。
勝ったメムロボブサップはこれで重賞9勝目。今季はここまで勝ち切れないレースが続いていましたが、着実に力をつけていることを体現するようなレース内容でした。これからさらなる大舞台での活躍が期待されます。
さて、来る8月29日(日)は、はまなす賞の開催です。
* レース終盤での馬の伸び脚のこと
3歳・4歳の実力馬が直接対決する注目の重賞競走
3歳と4歳の世代対決重賞競走、はまなす賞。ばんえい大賞典(3歳重賞)と柏林賞(4歳重賞)の優勝馬に優先出走権が与えられ、両世代の通算収得賞金各上位4頭を加えて争われます。
今年で33回目を迎えますが、過去10年を振り返ると3歳馬が3勝、4歳馬が7勝と、4歳世代が比較的優勢なデータです。
また、過去10年で1番人気馬はわずか2勝(2012年オイドン・2013年ホクショウユウキ)。このところ7年連続で、2~4番人気の馬が勝っています。3歳・4歳世代それぞれの実力馬が集結することで、上位拮抗ムードとなることも影響しているのかもしれません。
果たして今年はどんなレースになるのでしょうか。
注目は世代限定戦を勝ってきた馬
4歳馬ゴールドハンターは、昨年のはまなす賞を3歳ながら制覇。今季、4歳3冠レースの一冠目、柏林賞も制している、4歳世代を代表する一頭です。はまなす賞で3歳・4歳と連覇を達成した馬は1993年・1994年のコーネルトップのみ。連覇へ向けて、期待がかかります。
3歳馬イオンは、3歳三冠レースの一冠目、ばんえい大賞典を牝馬ながら制しました。世代屈指のスピードと障害力を兼ね備えている一方で、これまではゴール前でスタミナ切れとなることがありましたが、現在その課題は解消され3連勝中。雨が降ってスピードがいきる馬場状態となれば、さらに良さそうです。
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はまなす賞は、8月29日(日)帯広第11レース20時10分発走予定です。ぜひご注目ください。
※8月24日時点の登録馬をもとに原稿を作成しています
※昨年の優勝馬の画像(画像提供:ばんえい十勝)
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