北海道民に通じないことも!? どこか懐かしい響きがする方言「ドンパ」って…
北海道には「なまら」や「しゃっこい」に代表されるような方言がたくさんあります。日常会話のなかでもこういった言葉は頻繁に使われます。語源や用法について調べるのも面白いですよね。
今回は数ある北海道弁の1つである「ドンパ」にフォーカスしてみたいと思います。
実をいうと筆者はよくこの「ドンパ」という言葉を使っています。筆者が住む北海道大学の恵迪(けいてき)寮では、この「ドンパ」という言葉が伝統的に根付いているんです。筆者は愛知出身ですが、北海道民よりも「ドンパ」を使いこなしている自信はあります! それではどういった意味なのかご紹介します。
「ドンパ」の意味とは?
「ドンパ」は北海道では「同期や年が同じ人」という意味で使われます。
たとえば「あの子なんて子?」「ああ、○○君ね。僕らとドンパだよ。」といったように会話のなかで出現します。
由来について筆者なりに調べてみましたが、由来に値する有力な説すらも存在しないようでした。先輩、後輩、同輩の「同輩」が転じた説もありますが、明確な根拠は存在していません。ほかにも北海道にはこのように由来がよくわかっていない言葉がたくさんありますよね。
「ドンパ」はなかなか理解されない?
実際に筆者が「ドンパ」を会話のなかで使っていても、相手に意味が伝わらず困らせてしまうことがよくあります。
地域や年齢によると思うので、恵迪寮以外ではどこで使われているのか、探ってみようと思います!
意外と道外の人に知られていない北海道の言葉はまだまだありそう。また探してご紹介します!
【参考】北海道弁 / 中標津町
【画像】Fast&Slow、CORA / PIXTA(ピクスタ)