えっ、また販売してる!? 六花亭のお菓子の復活事情を調査してみた！

北海道土産として人気が高い、六花亭のお菓子。日常のおやつとしても道内外から長く愛されていますよね。

そんな六花亭のお菓子が好きな人たちの間で、たびたび「最近、見かけないと思っていた商品が復活してる！」という声が上がっています。実際に、“販売終了後に復活した商品があるのか？”を調査してみました。

六花亭の人気商品たち！ これって復活商品？

今回、SNSなどで「復活してうれしい！」と声が上がっていた、六花亭のお菓子の商品がこちら。

・みかんプリン
・生チョコプリン
・ブラウニー
・抹茶カステラ
・なんもなんも（パルメザン）

今回は、5つの注目商品を中心に、“あの商品は復活したのか？”という気になるポイントについて、株式会社六花亭に取材し、お話を伺いました。

今回挙げた5つの商品については、基本的には“季節商品”とのこと。季節商品の選定理由としては、

（1）季節感
（2）原材料の入手状況
（3）時期ごとの商品構成
（4）製造施設の状況

……などを総合的に判断したうえで、販売が決定されているとのこと。たしかに、冬に登場する『生チョコプリン』や『ブラウニー』は、濃厚な味わいで季節感を楽しめる人気商品ですよね。

ただし、実際に季節限定商品として店頭に並ぶには、原材料の確保や製造体制など、さまざまな条件をクリアする必要があるようです。

また、人気商品の中には材料の関係で当初の予定より販売期間が短くなったり、販売店舗が限定されたりすることもあるのだそう。

季節商品の販売はさまざまな条件がそろっている必要があり、必ずしも毎シーズン販売されるわけではありません。

さらに、人気だと販売期間も短くなってしまうため、「ずっと待ち望んでいた商品がようやく復活した！」と感じる六花亭ファンの方が多いのかもしれませんね。

通年販売から季節商品に“復活”した商品も

当初は通年商品でしたが、季節商品に変更されたものもあるそうです。たとえば『抹茶カステラ』は1970年頃から販売している通年商品でしたが、2024年から季節商品に変更されました。

また『なんもなんも（パルメザン）』は、2019年に販売終了となりましたが、2025年のホワイトデーギフトボックスにて再登場しています。

材料やパッケージなどをアップデートすることも

また、復活した商品は、以前とまったく同じ内容とは限らず、材料や製法の見直し、パッケージや内容量の変更が加えられることもあるのだそう。

「復活してうれしい！」と毎回話題になるのが、『みかんプリン』。

2005年8月16日から2019年9月30日まで販売されたのち、2020年の冬に季節商品として再登場し、2024年1～2月、2025年12月～2026年1月にも再販されています。

2024年1月の販売分からは材料が見直され、ストレート果汁100％の温州ミカンジュースを使用。変更後の味わいにも、「よりおいしくなった」と好評の声が寄せられているそうです。

復活した商品はどこで知れる？

販売終了後に再登場する商品については、通年商品と同様に、店頭のPOPや公式サイト、SNSなどで告知されることが多いそうです。

ただし、告知なしで店頭に並ぶ場合もあるため、お店で見かけたときに気になったら買っておくのが得策なのかもしれません。

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北海道Likersライターのひとこと

六花亭はお土産としてだけでなく、道民の日常にも寄り添ってくれるお菓子だからこそ、復活を日々待ちわびている人もいるのだろうなと感じました。

人気だからたくさん販売する・再販するというわけではなく、季節に合わせて材料も製造も販売も全ての工程に行き届いた心遣いがあって、六花亭のお菓子がたくさんの人に届いていることも知れました。

ぜひ、六花亭で「久しぶりに見つけた！」という商品があったときは、手に取って存分に味わってみてくださいね。

取材・文／aoikara
【画像】六花亭

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