焼きあがったパイの断面

出来たてと鮮度にこだわり!あっという間に食べ終わってしまう「絶品アップルパイ」【砂川市】

こんがり焼けたパイの層をサクッと割ると広がるバターの香りと、甘酸っぱいりんごの豊かな味わい……。『アップルパイ』は、シンプルだからこそ奥深い魅力がありますよね。

今回ご紹介するのは、北海道砂川市にある『お菓子のほんだ』の『アップルパイ』です。

『お菓子のほんだ』が掲げる“りんごのお菓子で日本一を目指す”姿勢やこだわりを、社長の本田さんにも聞いてみました。

「お菓子のほんだ」とは

『お菓子のほんだ』は、北海道砂川市で昭和24年(1949年)に誕生した、創業76年の歴史を誇る空知地方のお菓子屋さんです。りんごを使ったお菓子をはじめ、和菓子や洋菓子、バースデーケーキなどさまざまなスイーツを販売しています。

今回ご紹介する『砂川本店/北光工場』以外にも空知管内に他5店舗あり、それぞれのお店でしか味わえないスイーツの販売もされているのだとか。

そんな『お菓子のほんだ』の魅力は、ただお菓子を作るだけではなく“お菓子のお店を通じて、たくさんの笑顔を創造すること”。だからこそ、北海道産を中心とする素材や、お菓子ごとに合わせた製法を採用するなど細部までこだわり抜いて作られているのです。

店に入ると、アップルパイの香ばしい香りを早速感じます。『アップルパイ』(560円)は、当日に作られたものだけが販売されています。WEBサイトから店頭受け取り予約も可能なので、確実にゲットしたいという方は予約しておくのがおすすめです。

こだわりの「アップルパイ」とは

サクサクっと気持ちの良い音と同時に、中からはゴロゴロとしたたくさんのりんごが登場! 発酵バターの濃い香りとともに、りんごの爽やかな香りも感じます。

食べてみると、噛んだ瞬間に口の中で「パリッ」、「サクサクッ」としたパイ生地の生地にはしっかりとした食感を感じます。とても心地よく癖になりそうです。その次に紅玉りんごの甘酸っぱさが舌に届いてきました。りんご自体は煮崩れはしておらず、とても柔らかいです。

サクサクの生地とジュワッとしたりんご、そこに発酵バターの香りとコクも加わり、もっと味わいたいのに気づけば食べ終わってしまう……! 本当に美味しいアップルパイです。

「りんご」の秘密とこだわりの製法

実は、りんごに秘密とこだわりの製法があります。

アップルパイに使われるのは、酸味が際立つ青森産の希少品種『紅玉りんご』。社長の本田啓輔さんは「絶対に紅玉りんごじゃないとだめなんだ」と語ります。シナモンなどの香辛料を加えず、素材本来の味を楽しめるのも特徴です。

生地にもこだわりが詰まっています。北海道産小麦を使用し、安心・安全で風味豊かな味わいを実現。さらに、サクサク感を保つため、底に薄いスポンジを忍ばせ、りんごの水分を程よく吸収させています。

また、生地は水を一切使わず牛乳と自家製ヨーグルトで練り上げ、発酵バターを贅沢に使用しているのだとか。ひと口ごとに広がる奥深い味わいが、このアップルパイの魅力です。

りんごで日本一に

アップルパイを作り始めたのには“ある理由”があるのだそう。

以前、他のお店で余ってしまったりんごを使って、「どうにかお菓子が作れないか」とお願いされた先代。「それならば、“りんごで有名”なお菓子屋さんを目指そう!」と思い、さまざまなりんごのお菓子を販売したところ、よく売れたとのことです。そこで先代が次に考えたのは、「出来たての商品を食べて喜んでほしい」という想い。そこで現在の“焼きたてと鮮度にこだわったアップルパイ”が誕生しました。

一番おいしい状態で食べてほしいとの想いから、店舗のみの販売にこだわっており、地方発送はしていません。

「お菓子のほんだ」詳細情報

お菓子のほんだ本店
住所:北海道砂川市西1条北11-2-26
電話番号:0125-52-6321
営業時間:9:00~18:00

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北海道Likersライターのひとこと
『お菓子のほんだ』のアップルパイは、先代からのレシピを受け継いだ社長が、“スタッフと時代とともに進化させてきた想いの詰まったアップルパイ”でした。
ぜひ食べてみてくださいね!

文/土方 カヨ

【画像】北海道Likers

※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。

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