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並んででも食べて!店主の人柄が溶け込む。地元ライターおすすめ「記憶系つけ麺」

地下鉄南北線・南平岸駅の近くに、オープン以来、行列が絶えない人気店があります。その店の名は「らーめん つけ麺 NOFUJI」。

一度味わうと忘れられないおいしさで、リピーターが続出しています。店主の野藤正英さんは生粋のラーメン職人で、定番メニューのほか、これまで数々の限定メニューを生み出しています。その人柄に迫りました。

「ラーメン屋になりたい」17歳の決意

かつてラーメン職人は、さまざまな仕事を経験したのちにたどり着くイメージがありました。家系総本山である「吉村家」の吉村氏は、元長距離トラックの運転手であり、「支那そばや」の佐野氏は、洋食からキャリアをスタートしています。

しかし近年ではラーメンの人気とともに、ラーメン職人は“憧れの職業”に変化しているようです。

野藤さんもラーメン職人に憧れた一人です。17歳の時にラーメンを作る職人の姿が格好よく映り、進路をラーメン屋一本に絞りました。高校卒業後、ラーメン店に就職。いつか独立する日を夢見て、製法や経営を学びました。

現在お客さんの9割が注文する“つけ麺”は、修業先で出会いました。当時、提供している店はごくわずか。「こんなスタイルがあるんだ!」と衝撃を受け、そのときから「いつかは自分でも“つけ麺”を作ろう」と思っていたそう。

オープン初日から行列ができる人気店に!「らーめん つけ麺 NOFUJI」

2017年11月、満を持して南平岸駅近くに「らーめん つけ麺 NOFUJI」をオープンします。「ラーメン屋になる」と決めてから13年後のことでした。

平岸地区は野藤さんが生まれ育った場所であると同時に、全国的に有名な「すみれ」が近く、「純蓮」などもあるラーメン激戦区です。

「ラーメン店が多いということは、ラーメンが好きな人が多いということでもありますし、ライバル店が多い中で、自分の味が通用するか試したい気持ちもありました」と野藤さんは言います。

開店1週間前から駅前でビラを配るなどして、オープンの日を迎えました。

「そのときの様子を鮮明に覚えています。開店前から20人以上のお客様が並んでいました」

修業時代のお客さんや、ビラを見たお客さんが多数来店。その日以降、行列が絶えることはありません。

一度食べたら脳裏に焼き付く「記憶系つけ麺」

『魚介醤油つけ麺』は、オープン当時から不動の人気メニューです。札幌の製麺会社「小林製麺」のもちもちした極太特注麺と、フライドオニオンをトッピングした魚介豚骨スープは、一度食べたら脳裏に焼き付く“記憶系”。

「オープン当時と今は別物です」と野藤さん。常によりおいしくするための改良がなされています。

「スープは16 時間かけて豚骨を煮込み、使う量も増やしました。背脂の量も増やして甘みを凝縮させています。醤油ダレは、飴色になるまで炒めた北海道産の玉ねぎを、3種類の醤油と組み合わせています。現時点で最高のおいしさを追求していますが、今後も進化させていきます」

コロナ禍で多くのラーメン店が売り上げを落とすなか、「らーめん つけ麺 NOFUJI」は、テイクアウトだけで1日300食を売り上げた日もありました。

営業時間内に300人のお客さんを回転させるのは難しいので「テイクアウト専門店にした方が、利益が大きいのでは?」と質問したところ、「私は職人なので、お客さんが目の前にいないと張り合いがない」という返事が返ってきました。

親切・Smile・すべてのお客様のために

野藤さんは、「おいしく食べてもらうためには、お客さんに気持ちよくなってもらうことが大事」と考えており、いつも笑顔や感謝の言葉を絶やしません。

紋切型の言葉ではなく「熱い中、お待たせして申し訳ありません」「いつもありがとうございます」「お仕事頑張ってください」など、個々に対して異なる言葉がけをすることで「また来たい」という気分にさせてくれます。

「常連さんを飽きさせたくない」と、限定メニューにも力を入れており、これまで登場したメニューは40種類以上。

とくに、チキンクリームとグリーンカレーのつけ麺は好評でした。現在は夏らしい冷たい麺を試作中。近日発売の予定です。

現在、お店は野藤さん夫妻だけで切り盛りしており、たくさんのお客さんをお待たせしてしまうのが悩みだそう。だからといって複数店舗の展開や大型店にするなど、自分の目が届かなくなるようなことは、やりたくないそうです。

 

実直にらーめん・つけ麺に向き合う「らーめん つけ麺 NOFUJI」。地元の人はもちろん、道外や海外の方にも味わってほしい逸品です。初めての人でも、あたたかな笑顔で迎えてくれますよ。

<店舗情報>
■らーめん つけ麺 NOFUJI
■住所:北海道札幌市豊平区平岸3条13丁目7-12
■電話番号:011-815-0101
⇒営業時間やSNSなど詳細はこちら

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