おにぎり茶屋

「旭川ラーメンとお寿司」をリーズナブルに。創業50年!昭和の雰囲気を残す名店

2023.08.02

旭川市の『旭川平和通買物公園』には、創業一代で50年目の「おにぎり茶屋」があります。

筆者も何度かお邪魔したことのある、懐かしい雰囲気たっぷりの名店をご紹介。

旭川平和通買物公園の老舗「おにぎり茶屋」

JR旭川駅前から続く全長約1キロメートルの『旭川平和通買物公園』。日本初の恒久的歩行者専用道路として1972年に誕生しました。

それから約50年。デパートが消え、大型ショッピングモールやインバウンド向けのホテルが立ち並ぶ風景へと大きく変化しています。

そのなかでも昭和の雰囲気をそのままに、地元民に愛されているのが「旭川駅前ビル」。1973年に創業したビルの地下や1階には、多くの飲食店が並びます。そば店、居酒屋、食事処、喫茶店、ホルモン焼店など魅力的なお店がいっぱい。

今回ご紹介する「おにぎり茶屋」は、そんな「旭川駅前ビル」の1階にあります。

「地元の方や昔ながらの雰囲気を大切にしたい」

「おにぎり茶屋」という食欲をそそられる店名は、おにぎりを店頭で販売していることから付けられました。店舗の入り口の横には、おにぎりを購入できる対面販売の入り口が別にあります。ショーケースに並んでいないときは、注文をするとできたてを作ってくれますよ。

温かくふんわりと握られた手作りの味。おにぎりは今やコンビニエンスストアで手軽に買えるようになりましたが、手作りの味わいはコンビニとは比べものにならないおいしさです。

さけ・うめ・かつおの3種類があります。また、ちらしずしの持ち帰りもあります。

お店の入り口には、「ありがとう この場所一代で50年 感謝」と張り紙がありました。社長で店主の佐々木さんは70代。お昼までのアルバイトの方と一緒にお店を切り盛りしています。

早速お店へ入ってみましょう。

店内は広くとても清潔。清掃が行き届き、どこもぴかぴかに磨かれ、整理整頓されています。カウンター6席、3人掛けテーブル2つ、4人掛けテーブル3つの計24席。

お店の外には、おすすめのメニューとして「おでん」「旭川ラーメン」「生寿司」などさまざまな案内がありました。ランチは午後2時まで。午後2時からは「チョコット一杯メニュー」なる、お酒と食事のセットがいただけます。

お店には、周辺や出張中のサラリーマンが訪れたり、常連さんが訪れたり……。

「最近は情報の普及が早いから、観光客の人も増えましたね。けれど作るのは自分一人。午後からはアルバイトさんも帰ってしまうので、混雑するとなかなか大変です」と社長の佐々木さん。

「地元の方や駅前ビルの昔ながらの雰囲気を大切にしたいと思っています」と話します。

ランチセット「生ずしとラーメンのセット」をいただく

筆者もランチをいただきます。

『おでん定食(豚汁付)』・『ちらしずしサービスセット』・『生ずしときんぴらそうめん』・『生ずしと旭川ラーメン』など、ボリューミーながらリーズナブルなメニューが並びます。

「人気ナンバーワン」と書かれている、『生ずしと旭川ラーメン』にしました。

生ずしは9貫も。小ぶりですが丁度良い大きさです。わさびの加減がおいしい! ラーメンは醤油か塩を選ぶことができます。筆者は醤油にしました。旭川ラーメンならではのおいしさと、大ぶりなチャーシューでおなかがいっぱいです。

お腹がぺこぺこな方やたくさん食べたい方も満足のメニューですよ。

そのほか、『きんぴらそうめん』や『おにぎり』もおすすめ。

甘めな味付けのきんぴらごぼうが、優しいお出汁のそうめんにのっている『きんぴらそうめん』。ほうれん草やねぎ、かまぼこなど具だくさんでおいしいです! 『おにぎり』も作りたてでほかほか。ほっこりと優しい気持ちになる味わいです。

 

旭川の駅前であり中心部でありながら、昭和の雰囲気を残す「おにぎり茶屋」と「旭川駅前ビル」。「どうかそっと見守って」と佐々木さんは言います。

いつまでも大切にしていきたい旭川のスポット。旭川市民が小さなころから触れてきたノスタルジーが漂う駅前の名店です。

<店舗情報>
■おにぎり茶屋
■住所:北海道旭川市宮下通7丁目 駅前ビル1F
■電話番号:0166-22-4984
⇒営業時間など詳細はこちら

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