にゃん福

真っ黒なラーメンが大人気、その理由は!? ラーメン激戦区・旭川の「こく旨ラーメン」

2023.07.19

旭川のご当地グルメといえば、“ラーメン”が代表的でしょうか。豚骨・鶏がらをベースに、魚介の香りがするスープの醤油ラーメンが“旭川ラーメン”の特徴です。市内には有名店や人気店がずらりと並び、どのお店へ行っても美味しいのも旭川の自慢。市民におすすめのラーメン店を聞くと、それぞれが違う店名を挙げるほどです。

そんなラーメン激戦区の旭川にて、老舗有名店でラーメン作りを長く経験し、「にゃん福」をオープンしたオーナーの山田学(やまだまなぶ)さんにお話を聞きました。

旭川市東光の「にゃん福」とは?

旭川市東光にある「にゃん福」。現在の場所に移転オープンして2年目です。

山田さんがラーメン業界に入ったのは、地元のフリーペーパーの求人欄を見て応募したのがきっかけ。はじめは、大手ショッピングセンター内のラーメン店に勤務したそう。その店舗が撤退してしまい、次は旭川市内の老舗有名店で働きました。

「当時はラーメン作りに興味があったというよりは、お給料が良かったという点に惹かれました」と山田さん。

「その後、“市内の繁華街である『3・6街(サンロク街)』でお店をオープンしないか”とすすめられました。もともと飲食店のあった場所を使い、お店の名前もそのまま引き継ぎました」

そして、2021年に現在の場所へ移転。

「3・6街」でお店を営んでいたときとは客層が変わり、サラリーマンや小さなお子さんのいるファミリーが増えたのだとか。もちろん当時からの常連さんも来店しています。

「ラーメン作りが好きなんです」

「ラーメン作りは奥深いと感じています。“これが正解”というものはないですね。今はラーメンを作ることが楽しいですし、とても好きですね」

「にゃん福」の看板商品である“マー油ラーメン”は、山田さんがこれまで勤務していたお店やラーメンを食べたお店で、美味しかったと感じたり、影響を受けたりした味わいから誕生したのだとか。

筆者もいただいてみました。

おすすめの「しょうゆマー油らーめん」をいただく

“マー油”とは、にんにくをベースに熱を加えて焦がしたもので、“焦がしにんにく油”ともいう香り豊かな油です。発祥は熊本県といわれ、ラーメンをはじめさまざまな料理に加えることで、香りや旨味が増して美味しくなります。

「にゃん福」の“マー油ラーメン”は、醤油・塩・味噌のすべての味わいでマー油入りを選べます。筆者は『しょうゆマー油らーめん』を選びました。

運ばれてきた鮮やかな朱色のどんぶりは、黒いラーメンと相性抜群で食欲をかき立てられます。

濃厚なスープにマー油が入っています。濃厚ながらもさっぱりしていて、後を引く味。にんにくの匂いは全く感じません。マー油があることで旨味が増し、クリーミーなスープが麺によく絡みます。

チャーシューはお肉の味がよく伝わり、とても美味! 複雑で奥深い“マー油ラーメン”は、山田さんが熟考を重ねて完成されたのだろうと感じました。

 

「今後は、サイドメニューの新商品を考えています。夢はいろいろありますが、いつか支店を出したいですね。イベントにも出店し、もっと多くの方に『にゃん福』の味を知っていただきたいと思っています」

山田さんの夢は“マー油ラーメン”にのせて叶う日も近いことでしょう。旭川ラーメンのお店をお探しの際は、ぜひ「にゃん福」へ行ってみませんか。

<店舗情報>
■にゃん福
■住所:北海道旭川市東光3条4丁目4-25
■電話番号:0166-31-2829
⇒営業時間やSNSなど詳細はこちら

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