ペンギンの後ろ姿がかわいい!? お城の中に2万点の生き物が集まる「登別マリンパークニクス」

2023.03.20

kino

“登別”といえば温泉を思い浮かべる方が多いと思います。温泉街は山手にありますが、実は登別市は海にも面しているんです。

JR登別駅のほど近くにあるお城のような大きな建物や観覧車……何度か登別を訪れ、筆者がずっと気になっていた場所です。どんなスポットなのか、訪ねてみました。

お城の中は丸ごと水族館！見て触れて楽しめる「登別マリンパークニクス」

出典: 北海道Likers

1990年にオープンした水族館「登別マリンパークニクス」。その園内に、ヨーロッパにいるような気分にさせてくれる立派なお城「ニクス城」があります。デンマークにある「イーエスコー城」を元に造られたお城には、約400種・2万点もの生き物が飼育されています。

いろいろな展示があるのですが、いくつかピックアップしてご紹介しましょう！　まずはエスカレーターで最上階の4階へ上がります。

出典: 北海道Likers

エスカレーターの下はなんと水槽！　のちほどご紹介する『アクアトンネル』の水槽を上から見るかたちになっていました。

出典: 北海道Likers

最初の展示は『タッチプール』。いくつか水槽があるのですが、ウニやヒトデ、エイやサメなども触ることができるんです。エイは近づいていくとパタパタと近寄ってきました。小さいお子さんは、まずはじっとしている生き物からチャレンジしてみてください。

出典: 北海道Likers

次にご紹介するのは、2017年4月に誕生した『金魚万華鏡』。金魚が入っている水槽がいくつかあり、それが鏡に反射している不思議な空間です。まさに万華鏡そのもの！　照明がどんどん変わり、さまざまな雰囲気を楽しめるので、撮影スポットにおすすめ。

出典: 北海道Likers

1階には『アクアトンネル』があります。エスカレーターで上から見ていた水槽を今度は下から楽しみましょう！

写真は『アクアトンネル』の中の『寒流水槽』。北海道周辺の海や冷たい水温に生息する魚たちが泳いでいます。長さは10m、水温は10℃なのだそう。シマソイ、スケトウダラ、サケなどの馴染みある魚たちを見ることができました。

圧巻の「イワシの銀河水槽」と迫力満点のイルカのパフォーマンス

出典: 北海道Likers

「ニクス城」以外にもまだまだ楽しめるスポットがあります！　まずは『イワシの銀河水槽』。イワシがキラキラと輝く様子が銀河の星を連想させることから、この名前が付けられたそう。

約1万匹ものイワシが群れでグルグルと水槽を回っています。その数の多さとキラキラ輝きながら泳ぐ様子は圧巻！　1日2回エサやりのパフォーマンスが行われ、季節ごとに変わるライトの色と音楽が融合した演出を見ることができます。

出典: 北海道Likers

そして、親子連れに大人気の『イルカプール』。パフォーマンスには、バンドウイルカとカマイルカの2種類が登場！

写真のカマイルカは、室蘭や登別沖にも生息していて、6～8月に見ることができるそう。体長は2mほどで、イルカの中では少し小さめ。頭の上に人間の鼻のような穴があり、そこから空気を出す様子を目の前までやってきて見せてくれました。

出典: 北海道Likers

小さい体ながらも、こんなに高いジャンプを見せてくれるんです！　もう1種類のバンドウイルカは体長が3mほどあり、ジャンプするとものすごい水しぶきが上がり、その迫力に会場からは大きな拍手が起きていました。

北海道では元祖！海外観光客にも大人気の「ペンギンパレード」

水族館の人気者といえば、やはりペンギン！　「登別マリンパークニクス」でもペンギンが飼育されています。

「登別マリンパークニクス」では、かわいいペンギンたちがプールから「ニクス広場」までを歩く『ペンギンパレード』を毎日見られます（1日2回。ペンギンたちの体調・天候によりコースの変更や中止となる場合あり）。今では道内のいろいろな場所で行われていますが、実は北海道で最初に行ったのがここ「登別マリンパークニクス」なのだそう。