本店でしか買えない!旭川のシンボルをかたどった「トキワ焼き」地元民お墨付きのやさしい甘さ
旭川市の象徴『旭橋』。そのたもとに大正13年に建てられた製粉所をリノベーションしたお店があります。その名は「福吉カフェ旭橋本店」。旭川の歴史と近隣の街の情報を学びながら、お茶やランチを楽しめるカフェです。
地元民はもちろん、観光客も多いという同店。お客さんのことや、カフェのおすすめメニューなどをチーフスタッフの浜渕さんに聞きました。
約100年前の製粉所をリノベーションし誕生した「福吉カフェ旭橋本店」
大正13年に建築されたこの建物は、元は「北島製粉所」でした。重厚感のある石と木の造りは当時の旭川をそのままに感じられる佇まいです。
取り壊されるかもしれなかったこの建物を「旭川の歴史的建物の保存を考える会」が保存。その後リノベーションし、「福吉カフェ 旭橋本店」が誕生しました。
オープンは2016年の春のこと。抹茶やあんこなどの和素材を使ったドリンクメニューや、ソフトクリーム、肉料理やカレーなどのランチメニューを楽しめます。
窓の格子戸や側面の石造りは、今ではなかなか見かけない外観。木の引き戸を開けると、店内はモダンな旭川家具やオシャレなカウンターが並んでいます。
観光客から地元民まで多くの人で賑わう
「オープンから1・2年のころは海外の観光客が多かったですね。日本の歴史的建造物をカフェにしているということで目を引いたのだと思います。SNSで調べて来てくださる観光客の方もいました。少しずつ口コミが広がり、今は多くの地元の方にお越しいただいています。若い方からシニア世代、ファミリーまでさまざまな年代の方にご愛顧いただいています」と、チーフスタッフの浜渕さん。
浜渕さんは、カフェスタッフとしてはもちろん、「福吉カフェ旭橋本店」を運営する会社の多岐に渡る仕事をしています。「福吉カフェ旭橋本店」のおすすめを聞きました。
おすすめメニューは「福吉らて」と「トキワ焼き」
店名がついた『福吉らて』は、「福吉カフェ旭橋本店」を代表するドリンク。お店の入り口にかけられた暖簾と同じカラーでオシャレ!
一番下が粒あん。真ん中が牛乳。一番上が抹茶。太いストローで少しずつ混ぜ合わせながら、多彩な味わいを楽しめます。3種の相性は抜群。和スイーツ感覚の贅沢なドリンクは多くの人に人気です。
『トキワ焼き』は、クロワッサン生地の中にあんが入ったおやき。お店のすぐ目の前にある旭川市のシンボル『旭橋』をかたどったおやきは、ここ「福吉カフェ旭橋本店」だけです。定番のあんこのほか、ホイップクリームをトッピングしたもの、チキングラタン、むらさきいも、クリームなどもありました。
浜渕さんおすすめの『トキワ焼き つぶあん ホイップサンド』はクリームがたっぷりでボリューミー! 口へ運ぶとクリームがはみ出るほどです。クリームの下には粒あんもたっぷり。サクサクした『トキワ焼き』の生地に粒あんとクリームの相性がぴったり。一緒にいただいた『福吉らて』の抹茶の苦みがおいしさを引き立ててくれました。
「福吉カフェ 旭橋本店」ではほかにも、季節を問わず食べられるボリューミーなパフェや、カレーや肉料理などのランチメニューが充実しています。
店内の壁一面には、旭川市の歴史を学べる写真集や、旭川市内と近郊の情報を得られるパンフレットなどが並ベられています。地元民でも思わず手に取ってしまうような、興味深い地元情報が得られるのは同店ならではでしょう。
同店ではテイクアウトもできます。旭川のカントリーサインでもある『旭橋』のたもとにある「福吉カフェ 旭橋本店」で、ぜひ和スイーツやランチを楽しんでみて。
<店舗情報>
■福吉カフェ 旭橋本店
■住所:北海道旭川市常盤通2丁目1970-1
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