木野の森珈琲店

サイフォンで淹れるコーヒーと地元食材のサンド。「MORIHICO.」監修のカフェが音更町にオープン

みなさんコーヒーはお好きですか? 今回は、サイフォンで淹れた本格的なコーヒーが飲めるお店が音更町にオープンしたので取材にうかがいました。札幌を中心に北海道内に11店舗のカフェ・レストランを展開する「MORIHICO.(もりひこ)」が監修した「木野の森珈琲店」です。

11月1日オープン!「ハピオ木野」に隣接する新店「木野の森珈琲店」

「木野の森珈琲店」は、2022年11月1日、「ハピオ木野」のすぐ隣にオープンしました。「ハピオ木野」は音更町で愛されている地元食品スーパーです。

帯広駅から車で10分。人気観光地「十勝川温泉」からも約15分という好立地。旅行や観光のついでにも立ち寄れます。

帯広から車で来るときは、この看板を左折してください。国道241号線に面しており、駐車場も45台分あるので車でもアクセスしやすいです。

バスで来る場合は「木野農協前」のバス停が最寄りです。

人気カフェ「MORIHICO.」が完全監修する「木野の森珈琲店」

「株式会社ハピオ」の相場(あいば)さんにお話を聞きました。

「木野の森珈琲店」は「株式会社ハピオ」の直営店で、メニューにも「ハピオ木野」で販売している商品が取り入れられています。“お店で食べて気に入った商品を、帰りにスーパーへ立ち寄って買う”といったことも可能。「十勝食材の魅力を地元の方々に再発見してほしい」と話します。筆者は旅行に行ったとき地元のスーパーに立ち寄るのが好きなので、とても素敵だと感じました。

「MORIHICO.」が完全監修したカフェは、十勝では「木野の森珈琲店」が初めて。とにかくおしゃれなお店です。元々、木野農協の資材館として建てられた建物をリノベーションしたんだそう。

店内は、温かみを感じられる木をメインにしたインテリアで、大きな窓からたっぷりと日の光が入ります。

天井がとても高く、開放的でノスタルジックな空間です。

椅子も席ごとに違っており、何回来ても飽きないように工夫されています。「毎回違う席に座って、座り心地の違いを楽しんでほしい。お気に入りの一席を見つけてもらえれば」と相場さん。

おしゃれなだけではなくコンセント付きの席もあり、ゆっくりとくつろげますよ。読書や勉強、パソコンで仕事をするお客さんも多いそう。いうまでもなくWi-Fi完備です。

小さいお子様のために、おもちゃや絵本も用意されており、家族連れからご年配の方まで幅広い層の方が利用しやすいお店です。取材にうかがったときは女性客が多いように感じました。スーパーでの買い物帰りに立ち寄るお客様も多いんだとか。

複合店舗なのでカフェ以外にもお花屋さんや不動産窓口、司法書士事務所などもありますよ。

写真展などを開催できるギャラリースペースも(取材時は準備中でした)。

もちろんコーヒー豆なども販売されています。

サイフォンで淹れた本格的コーヒー

「MORIHICO.」監修のお店ということで、レギュラーコーヒーだけでも11種類! 「MORIHICO.」でも提供されている9種類と「木野の森珈琲店」のオリジナルが2種類あります。

レギュラーコーヒー以外にも、ラテや水出しコーヒー、紅茶やココア、ソフトドリンクなどバリエーション豊か。カフェインレスコーヒーもあり、妊婦さんやご年配の方にも配慮されています。

ソフトドリンクの『にんじんジュース』や『夕暮れコーラフロート』のコーラは「ハピオ木野」でも販売されているそう。

レギュラーコーヒーは、1人1台サイフォンで提供されます。メニューには「2杯分」と書かれていますが、カップが大きいので実質1.5杯分くらい。サイフォンで提供する理由は「豆本来の風味が味わえて、まろやかな口当たりになるように」とのこと。

「木野の森珈琲店」オリジナルブレンドは『白樺』と『春楡(はるにれ)』の2種類。筆者は『春楡』をいただきましたが、すっきりとした後味でとても飲みやすいです。

コースターも木製のオリジナルでかわいい。

カフェラテはラテアートを描いてくれますよ。とてもクリーミーな味わいです。

十勝名物の豚丼をサンド!地元の食材にこだわるフードメニュー

こちらはフードメニューの『木野のサンド』のひとつ、『とかち桃花豚サンド』。十勝名物の豚丼がサンドイッチになっています。ボリュームたっぷりで1つでも十分お腹いっぱいに。

ハピオ木野オリジナルの『すみえさんの豚丼のタレ』を使った甘辛ソースに、細切りにした『とかちっ娘大根漬け』がよいアクセントになっています(タレと漬物は「ハピオ木野」で購入可)。なかにはごろっとしたジャガイモのポテトサラダがサンド。パンは上士幌町のパン屋さん「トカトカ」の黒豆パン。『とかち桃花豚サンド』のほかにも『タマゴサンド』や『エビアボカドサンド』があり、具によってパンも変えるというこだわりぶりです。テイクアウト可能で、プラス300円でスープとサラダを付けられます(テイクアウトはサンドのみ)。

サンド以外にもスキレットで提供されるハンバーグやピッツァがあり、大勢で来てシェアするのも楽しそう。「インスタで写真を見て訪れる方もおられます」と相場さん。

材料は「地元産業を盛り上げたい」という願いから、音更産、十勝産、北海道産にこだわっています。ハンバーグには地元ブランドの『豊西牛』を使用。「MORIHICO.」のシェフがスーパーのなかを歩きながらメニューを考えられたんだとか。

地元食材満載のホットケーキ

こちらは『木野の森のもちっとホットケーキ』。うえにのせられているのは羊羹、まわりにふりかけられているきなこ、味変用の黒蜜と、和テイストでまとめられています。

生地には十勝の豆腐『きの一丁』が練りこまれていて、豆腐の味を感じられるふっくらとした仕上がり。ちなみに“パンケーキ”ではなく“ホットケーキ”というネーミングにしたのは喫茶店を意識したからなんだとか。いわれてみれば、『クリームソーダ』や『コーラフロート』という喫茶店らしいメニューもありました。

豆腐以外も羊羹『あずきの雫』、きなこ『結』、「よつ葉乳業」の牛乳、バター、クリームと地元素材にこだわりが。

箸休めには『とかちっ娘大根漬け』が添えられていて、最後まで飽きずに食べられますよ(豆腐、羊羹、きなこ、漬物は「ハピオ木野」で購入可能)。

地元に根差したお店づくり

「地元の方々から愛されるお店にしていきたい。スーパーでのお買い物のついでなどで、気軽に立ち寄っていただければ」と相場さん。

混んでいなければ、仕事や勉強での利用も歓迎とのことです。カフェの利用で「ハピオ木野」のポイントがたまるのもうれしいですね(ポイントの使用はできません)。

 

みなさんもぜひ「木野の森珈琲店」でゆったりとしたカフェタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。とてもおしゃれな空間で、何度も通いたくなること間違いなしのお店です。

<店舗情報>
■木野の森珈琲店
■住所:北海道河東郡音更町木野大通西6丁目1
■電話番号:0155-65-0640
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