【予約必須】絶対乗るべき!北海道で一面の銀世界を堪能する乗り物2つ
見渡す限りの雪景色が魅力的な冬の北海道。今回は、そんな一面の銀世界が広がる北海道をより楽しむためのすてきな乗り物をご紹介します。冬季限定のものもありますので、要チェックですよ。
SL冬の湿原号(釧路~標茶)
いわずと知れた北海道の景勝地、ラムサール条約にも登録されている“釧路湿原”を1~3月の限られた日にち(主に週末)に駆け抜ける『SL冬の湿原号』。その魅力はなんといっても今では珍しい蒸気機関車による運行です。機関車、客車ともに往年の国鉄時代を支えた由緒ある車両で、その荘厳さは令和の時代になっても健在。
車内は木枠の椅子や扇風機、だるまストーブなど、まさに“レトロ”といった内装になっています。当然座席のリクライニングはできませんし、乗り心地も最新型の車両に比べれば劣るかもしれませんが、SL独特の力強い走りを体感すれば、そんなことは気にならなくなりますよ。
客車に乗りながら眺める冬の湿原は言葉の出ないくらい素晴らしい景色。カフェカーという売店が車内に設けられているので、地元の名物やSLグッズなどを車内で楽しむこともできます。釧路発の場合、タンチョウがよく見られるスポットは進行方向左手側なので座席指定の際は留意してくださいね。
乗車には、普通乗車券と指定席券の2枚が必要です。指定席券は、乗車日の1か月前から販売されており、全国のみどりの窓口やインターネット予約サイト『えきねっと』での購入も可能です。
網走流氷観光砕氷船おーろら(網走)
冬の北海道でぜひ見ておきたいのが“流氷”です。流氷の南限であるオホーツク海では、毎年1月下旬頃になると白い氷塊が海を覆います。その神秘的な情景は、ぜひとも間近で堪能したいですよね。そこでおすすめするのが、『網走流氷観光砕氷船おーろら』です。
砕氷船という、流氷が漂う海でも安全に航行できるような装備がなされた特殊な船に乗り、海上から流氷の迫力を味わうことができます。砕氷の音や衝撃をストレートに体験できる展望デッキからの眺望がイチオシですが、屋内客室もあり、暖かい部屋の大窓から贅沢な流氷鑑賞もできます。
2023年の運行期間は、1月20日~3月31日を予定しており、乗船予約はHPまたは電話で受け付けているとのことです。予約しなくても当日空きがあれば乗船できますが、満員の場合や予約数が15名以下だと運休となる場合があるため、予約してから訪れることをおすすめします。
「網走流氷観光砕氷船おーろら」の魅力は、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください!目前に広がる白い海は壮観!一生に一度は乗ってほしい「流氷砕氷船おーろら」
冬の北海道といえば“雪”や“流氷”ということで、それらをより楽しめるような乗り物がいくつか運行しています。今冬は、蒸気機関車や船から北海道を満喫してみてはいかがでしょうか。
【参考】北海道旅客鉄道株式会社、道東観光開発(株)
SL冬の湿原号 / 北海道旅客鉄道株式会社
冬の臨時列車のお知らせ~12月から2月に運転する列車です~ / 北海道旅客鉄道株式会社
流氷観光砕氷船おーろら / 道東観光開発(株)
【画像】STUDIO EST、redbear、takaji 、WhiteBird / PIXTA(ピクスタ)
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