笹豚ジンギスカン02

驚くほどやわらかくてジューシー…薬草を食べて育った「ブランド豚ジンギスカン」【旭川市】

北海道の大雪山などに広く自生する“熊笹(クマザサ、以下、クマザサ)”。生命力が強い植物で60~120年もの間、地中の成分を吸収しながら、厳しい冬の寒さのなかでも枯れずに耐え抜く強い生命力を持っています。

葉緑素やビタミン、ミネラルなどの成分が豊富で、古くから薬草として利用されています。このクマザサを与えて健康に育てたのが、旭川発のブランド豚『大雪さんろく笹豚』です。

個性豊かな農産物や加工品を作りたい「大雪山麓社」

『大雪さんろく笹豚』を開発、ブランド化したのは、旭川市東光に本社と加工場、そして直売所を置く「株式会社 大雪山麓社」です。

仕出し弁当店としてスタートした同社の藤井泰樹社長。その後、「個性豊かな農産物や加工品を作りたい」との想いから、農産物加工も手掛けるようになりました。

そして、旭川の地場産業である養豚と地域の天然資源クマザサを組み合わせて誕生したのが、旭川のブランド豚『大雪さんろく笹豚』です。

やわらかくてジューシーな「笹豚ジンギスカン」

「クマザサをブレンドした独自の飼料を与えた豚は、免疫力が高く健康に育ちます。良質な肉質になる」と藤井社長。

実際に『大雪さんろく笹豚』を使ったプロの調理人からは、灰汁(アク)や脂身の臭みが少ないことから「豚肉本体のうま味を感じる美味しい豚肉」と評価されているとのこと。

「株式会社 大雪山麓社」では、この『大雪さんろく笹豚』を使ったチャーシューやソーセージなどの商品を製造販売していますが、なかでも人気なのが『笹豚ジンギスカン』です。

ジンギスカンは、マトンやラムなどの羊の肉を焼いて食べる北海道のソウルフード。しかし、最近では豚肉をジンギスカンのタレに漬け込んだ“豚肉ジンギスカン”も人気です。そもそも羊肉の臭みを抑えることを目的にタレに漬けこまれたジンギスカンですが、『大雪さんろく笹豚』は臭みがないため、タレの味付けは控えめでマイルド。豚肉本来の味わいが楽しめます。

『笹豚ジンギスカン』には、ロースとモモ肉の2種類があります。どちらもビックリするほど肉質はやわらかくてジューシー。カットすることなくそのままスライスしているので、1枚1枚のお肉が大きいのですが、やわらかいのでとても食べやすいのです。

直売所にはここでしか扱っていない精肉も

本社に併設されている直売所では、『笹豚ジンギスカン』のほかに、『大雪さんろく笹豚』を使ったソーセージやフランク、ベーコンブロック、ハンバーグ、『熊笹茶』などを購入できます。

商品の一部は東川町の道の駅「ひがしかわ道草館」や旭川市内のホテルの売店、「大雪地ビール館」などでも扱っていますが、ここ直売所でないと手に入らないのが、『大雪さんろく笹豚』の精肉です。

美味しさが口コミで広まり、わざわざ精肉を買いに来るお客さんも多数。日によっては売り切れてしまい、店頭に並んでいないこともありますが、事前に予約するとロース、モモ、バラ、ヒレなどを要望に応じて用意してくれますよ。

 

『大雪さんろく笹豚』は旭川市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。気になる方はチェックしてください。

<店舗情報>
■株式会社 大雪山麓社
■所在地:北海道旭川市東光8条8丁目6-3
■電話番号:0166-74-6686
⇒直売所の営業時間など詳細はこちら

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