海で遊ぶ親子

ついにきた夏休みシーズン!本州との違いから見る「北海道の夏休みあるある」3つ

2022.07.27

北海道と本州はいろんな違いがあり、季節ごとの過ごし方にもその違いがあらわれるようです。子どもにとっていろんな思い出を作れる夏休みにも違いがあるようで……。道産子はどんな過ごし方をしているのか、北海道の夏休みあるあるをご紹介します。

北海道の夏休みあるある1:夏休みの期間が本州の学校よりも短い

北海道の夏休みの期間は、本州の学校よりも短いとご存じでしょうか。公立小学校における令和4年度の夏休みを比較すると、札幌市は7月26日から8月19日までの25日間。ただし8月19日は金曜日なので、実質の休みは日曜日の21日まで。合わせると27日間です。

一方、愛知県の名古屋市では、7月21日から8月31日までの42日間が夏休み。なんと2週間以上も期間が違うのです。

もちろん同じ北海道でも地域差はあり、本州でも期間が短い地域はありますが、北海道のほうが夏休みの期間は短い傾向にあります。

夏休みが短い北海道ですが、逆に冬休みは本州よりも期間が長くなっています。先ほどと同じく公立小学校における令和4年度の冬休みを比較すると、札幌市は12月24日から1月17日までの24日間。愛知県名古屋市は12月24日から1月6日までの13日間。1月6日は金曜日で、日曜日の8日まで休むため、実質15日間となっています。北海道のほうが10日間ほど冬休みの期間は長いです。

正確な理由は明らかではありませんが、北海道では寒さや雪の対策として冬休みの期間が長くなる傾向があるのかもしれません。北海道では猛吹雪になると登下校が難しくなります。それぞれの地域で気候などの理由から休みを調整していった結果なのではないでしょうか。

北海道の夏休みあるある2:浜辺でキャンプをしてジンギスカンを楽しむ

夏は海水浴に出かける人も多いでしょう。泳いだり、ビーチバレーをしたり、サーフィンやサップなど海のレジャーをしたりと海を思いっきり満喫できる季節ですよね。

北海道では海水浴場に隣接したキャンプ地もあります。夏に北海道の浜辺を見ると、テントがずらりと並んでいる光景を目にすることも。テントはパラソル代わりの日よけにもなり、そのまま宿泊する人もいます。

そして浜辺ではBBQだけでなく、ジンギスカンも食べます。花見や運動会などイベントごとにジンギスカンを楽しむのも道産子ならではです。

※海辺でのBBQやキャンプは、施設のルールを遵守して楽しみましょう

北海道の夏休みあるある3:北海道だけの盆踊り唄がある

夏の夜に盆踊りが催される地域もあるでしょう。筆者が住んでいた地域では、ほぼ2曲のローテーションでした。

ひとつは『子供盆おどり唄』。北海道だけの盆踊りの曲らしく、名前のとおり子どもがメインで踊ります。もうひとつは『北海盆唄』。こちらもほぼ北海道だけで使われている曲で、子どもと交代して大人が踊ることが多いです。どちらも道外ではほとんど使われていない曲だと知って驚きました。道産子にとっては「あるある」という定番の盆踊り唄のはずですからね。

筆者も子どものころは盆踊りに参加していたので、2曲どちらとも踊れました。大人になってから参加はしていませんが、盆踊り会場の近くを通り、曲が聞こえてくるとなつかしくなります。浴衣を着てやぐらを囲み、曲を聴いたら体が自然と踊り出してしまうかもしれません。

 

この夏休みも北海道でいい思い出ができますように。

【参考】札幌市、名古屋市、国立国会図書館、三笠市
令和4年度(2022年度)の日程(令和4年4月更新) / 札幌市教育委員会
年間スケジュール(名古屋の学校の一年) / 名古屋市教育委員会
石狩市海水浴場情報 / 石狩観光協会
↑海水浴場に隣接したキャンプ地について
「子供盆おどり唄」の作者は江別市在住だが、江別市発祥と言ってよいか。 / 国立国会図書館 レファレンス協同データベース

北海盆唄 / 三笠市教育委員会

【画像】
プラナ、yoshan、gontabunta、canal / PIXTA(ピクスタ)
iwciagr / shutterstock